武田学校

IQ800の武田校長の頭の中の広大な知的宇宙を一緒に旅するサイト

愛は愛を生み、信は信を生む。Love begets love, and trust begets trust.三浦保は愛媛県と日本の誇りたる人です

「愛は愛を生み、信は信を生む」

英語だと

Love begets love, and trust begets trust.

「三浦のボイラー」で有名な三浦工業の創業者の三浦保さんが言っていたことばです。

k-k-miura.co.jp

愛媛県、どうしてこんなにダメな県なんだろう。県民の意識が低いんだろう?って東京の一流の人間とつきあってきた自分からしたらがっかりする10年間でした。」

とにかく、文化や教養、教育のレベルが「低い」住民の意識がです。

まともなレベルの高い人、まともな教養のある人の姿がみえない。

活動もないのか?と思っていました。

愛媛県は、自然はほんとすばらしいし、どうぶつも植物もかわいくて素敵だけど、住民はホントダメ」

というしかありませんでした。

でも、ここ最近、たまたま愛媛の「偉人」を学ぶ機会が増えました。

秋山好古(あきやま よしふる)」「佐伯 矩(さいきただす)」……実は愛媛県は「昔はほんと日本にとって大事な人、すばらしい人物を輩出」していた県だったのです。

そして、天皇家関係の由緒ある神社・仏閣も多数あります。「小京都」と言ってもいいぐらいだと私は思っています。

ところが、肝心の愛媛県人、市民が「バカで無知で」「知らなさすぎる」のでした。

そして「破壊している」のです。

これをみて、東京・京都で「本家本元」につきあってきた自分は「なにやってんだ」って思うわけです。

さて、その愛媛の日本にほこる偉人の一人として、三浦工業の創業者の三浦保(たもつ)さんを紹介しておきたいと思います。

 

私も、三浦のボイラーといった島田紳助のドヤ顔のCMしか印象になかったので「たいした会社じゃないだろう」と長年思っていました。

 

だけど、三浦社長は趣味が「陶芸」「能」「書」などで日本文化や芸術文化が大好きでコレクターでもあったと同時に、自ら「陶芸家」「能楽師」「書家」もやってプロ級だったのですね。

そして、69歳で若くしてお亡くなりになりましたが「膨大な文化遺産」を遺されました。それが「三浦美術館」ミウラート・ヴィレッジです。

www.miuraz.co.jp

大したことない個人の自己満足の美術館かと思って訪問したら「めちゃよかった」んですね。

陶板。いいですね。後世に残る

いやあ、こんな品がいい、センスのいい美術館を持っているとは。

絶賛ですね。松山来たら行くべきだね。

簡単に言うと、こじんまりしているんだけど、インテリアや設計、景観……きちんとしていて居心地がいいんですね。庭園もきれいだし。

この空間がなんともいえない居心地のよさです

展示も質が高くてびっくりした。

これは東京駅にJRが保有する東京ステーションギャラリーみたいな「ほんとのよさ」を味わえる空間です。

さすが、自身が芸術家だっただけある。

それだけなく、この創業者の三浦保さん、銅像の顔を見た時「良い人だな」って直感したのですね。見てすぐわかる。悪人か善人か

成り上がりのドヤ顔、維新や橋本、松井、吉村、それにひろゆきや堀江とか大違い。

やっぱ、芸術や文化を愛する人はマトモなんで、やることもマトモ。

自身のオーナーの保有株を寄付して慈善事業するための財団をつくって、今も愛媛県民の環境保護、福祉などの支援を続けています。

miura-aikikin.jp

人間って、何をやったか?見れば、本物かどうかわかる。

三浦さんは、成り上がりの経営者でなく、自らの成功は「社会のおかげ」「だから社会に還元せねばならない」と得た富を独り占めするのでなく、地元愛媛県、日本国民のために使い続けたのです。

三浦さんは創業した三浦工業を一代で一部上場企業に育て上げ、最後は、命も失う可能性がある危険な保護司もされていたそうです。

 

三浦さんと奥様は、自分たちの創業者の特権だった株を全部寄付してこの財団をつくりました。3000億お金もらったと豪語して自分の欲望のために富を使うだけの大王製紙の井川と大違いです。人間性がそこでわかる。

 

会社って「経営理念」が大事です。これはビジネススクールの話にもなるけど、ただの金儲け、金転がしでやったら最後はうまくいきません。

「お客様のため」「人のため」「世のため」と大義をもってやったほうが長続きするし、成功します。

三浦さんはそうやって本業のボイラー製造業もきちんとした経営理念でやってきたので、変な投資や、わけのわからない業務多角化におぼれず、結果として三浦工業の経営は今も順調みたいですね。

 

ということで、愛媛県の県民、日本国民は、三浦さんみたいな経営者、文化と教育、社会事業に熱心でまいしんする人になるようになりましょう。

 

人って最後に残す言葉が大事です。三浦保さんは普段の経営でも社員に有意義なお話をしていたようですが、彼の人生を表す言葉が

「愛は愛を生み、信は信を生む」

だった。なるほど。このフレーズは世界平和にもまったく通ずることばです。

戦争と争い、ゼニゼニの邪悪な世の中を正しい方向に変えていくのは

三浦さんがおっしゃったこの言葉だと私は思いました。

教育と文化・芸術を多くの国民・市民が親しんでやるような世界になれば

世界から戦争と環境破壊をなくすことができる。

 

マスコミはこういうまともでちゃんとした人のことをもっと報道、ドキュメンタリーしたりしてほしいです。毎日、ひろゆきと堀江と、維新のドヤ顔で文化も教育も教養もない人たちの顔は出さないでほしいです。日本が腐ります。