CLTはダメでわかったと思うが、これを使いまくったのがあの「2021年東京オリンピックスタジアム」である。隅研吾が得意満面で日本の間伐材を活用した……というのだが、笑ってくれ。とんでもないことになった。
まず、自分は愛媛県にいるが愛媛県は全国でも有数の「ひのき」の産地なんだ。ところが隅研吾があおったおかげで、愛媛県のひのき材はスタジアム建築のために大量に「持ち出されて」しまったんだと。おかげで県内のひのき材が枯渇しているんだ。
自分もひのき板がすぐ買えたのに、最近はないのだ。
オリンピックスタジアムの建築のせいで大事な木材が消耗されてしまった。しかもあのスタジアムは2週間しか使わない……なんて資源の無駄遣いだろうか?
しかも、CLTをご自慢に使った隅研吾の作品が、これまたタコなんだ。
青山のカフェらしいけど……かわいそう。木はすでに劣化して汚くなっている。そりゃ雨ざらしになったら木は弱い。作った当時は白い木でかっこよかったが、今は「材木の廃墟」みたいなデザインになってしまっている。
ニスを塗る?ニスは数年ももたない。毎年塗るのか?クリアー塗料、ウレタン塗料を塗ったところで強い紫外線の野外では数年持たないんだよ。
しかも、隅研吾のタコ設計で、ごらん!木材は複雑怪奇な組み方になっているので「隅から隅までメンテナンスがしづらい」のだ。これが「建築家バカ」の典型だ。
あとあとのメンテナンスや景観をまるで考えていない「自己満足」の建築が日本の建築家の典型。なので入居人・オーナーは「多額のメンテナンスコスト」で苦しむ。
別の番組でもこの建物を取材していたが既に屋上の木は黒ずんでカビていた。
宮大工や在来工法の匠からすれば「ナンセンスもいいところ」「ちゃんと屋根長くして雨風よけないのか?ダメだね」で一刀両断で終わる。
どうだい?日本の最高?オリンピックスタジアム設計だとか……抜かして実態は「虚」なんだよ。
隅研吾は責任取って頭を坊主にして禅寺にいけ……こんなもの100年持たない。材木資源の無駄遣いの産廃建築だ。
Canadian CLT Handbook, 2019 Edition. Volume I
- 作者:Karacabeyli, Erol,Gagnon, Sylvain
- 発売日: 2020/02/19
- メディア: ペーパーバック