武田学校

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ミーブで車中泊料理。食器洗いも車内で成功。

災害時のサバイバル車中泊生活をするために研究開発している災害機動指令車ミーブ号で実際に野外で自己完結して日々の料理と洗い物などの家事が行えるか実験しました。

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ミーブには駆動バッテリーと別に家電を動かすためソーラー発電(最大840W)で自己完結充電できる5184Whのバッテリーバンクを搭載しており、今回昼食のスパゲッティを最低限の水(ほぼゼロ)で炊飯器によっておいしく作ることができました。

食後のコーヒー含めて、炊飯器料理やコーヒーメーカーで消費した電力は120Wh。

炊飯器は4合炊きのこういう機種が省電力(400W程度)でいいです。

後片付けの食器洗いは搭載の食洗機で170Whで済み、トータル290Whで1回の食事の調理と片付けができました。食洗機はシロカのこの機種が500Wの低電力で動作するのでいいです。

これはバッテリーバンクの実使用可能容量(約半分の2384Wh)の12%程度であり、1日3食同様の調理をしても36%なので、他の家電を使用することも十分可能です。

なお、炊飯器での調理は材料入れてスイッチオンで30分程度。

後片付けの食洗機も自動運転なので、その間自由に自分の時間を使えます。

また、すべての作業は車内で完結できるので、雨や雪の日でも車内で作業できます。

もちろん、天気がよければ野外でやれるので長期間快適な被災生活が可能となります。

なお、食洗機の排水は搭載のギャレー水槽でバイオ処理し、こちらも成功しました。油汚れの廃液も翌日にはきれいに浄化することができました。

 

■この実験の意味

災害時、キャンピングカー、車中泊車で長期の被災生活を送る場合、問題になるのが日々の食事、食器洗いや洗濯の排水です。

キャンプ場やRVパークにいるなら、施設の水回りを使用できますが、混雑時、災害時は水も貴重となるはずで、かけ流しでの水道水の浪費は、周囲からも非難、トラブルになることは確実です。

 

車中泊・キャンピングカーの悩み「排水の処理」

いっぽう、たいていのキャンピングカー、車中泊車ではギャレー(小さな流し)を搭載する場合もありますが、そこで電動ポンプで水を家の台所のように使うことは「自殺行為」になります。たちまち数十リットルの水が消耗されます。

しかも、この排水は数十リットルのタンクに蓄積され、短期間の生活なら自宅の下水道に流して他人に迷惑をかけないようにしますが、屋外、遠地では道の駅やSAなどで捨てる人も出る始末でマナー違反としてトラブルになります。ため込むと臭気・腐敗も生じます。薬剤で処理しても薬剤の備蓄も膨大になりコストもかかります。

そのため、最低限の水で洗い物や洗濯ができるようにし、なおかつ排水を外部に放出しなくてもいい「自己完結型」のシステムが必要となるわけです。

 

今回、私はそれが可能となるシステムを構築することに成功しました。なお、このミーブバイオ浄化システムでは、洗濯や食器洗いに洗剤のような合成洗剤を使わず洗浄ができる方法によって同等以上の洗浄効果を確保した上、排水はアクアポニクスも行うバイオ浄化槽を備えた車載可能なギャレーで処理します。コンパクトで無駄もなく、消費エネルギーも最低限で車内で自己完結して廃液処理ができます。