武田学校

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冬のクルマに乗る前に必須のチェックポイント

北海道の読者から「冬場に車中泊などでクルマに乗る場合に気をつけることは?」と聞かれたので、「どんな人でも車にこれから乗る場合の装備の注意点」を書いておく。

 

1.バッテリーのチェック

クルマのバッテリーは、乗らないほど「痛む」。毎日乗っている人のほうが長持ちする。

でも、1週間に1回とか、月に数回の人は最悪だ。

というのは、クルマは駐車してエンジンをオフにしても「暗電流」って、いってドラレコなど電子機器に微弱な電流を流している。目安として1カ月車を駐車したままだとバッテリーはほぼアウトになる。

なので、これからクルマを冬に向かって運用する人は「バッテリーのチェック」をする。

自分でする方法は、アマゾンとかでこういうバッテリーチェッカーを買うといい。いつでもバッテリーのコンディションを把握できる。

このチェッカーがあると、バッテリーの劣化度が簡単にわかる。見るべきは「抵抗」であり、ここが1~10mΩの1桁台から40mΩやら上昇していて、SOHの値が80%ない、50%、40%……下がっていたらバッテリー交換してしまった方がいい。

 

■ガソリンスタンドでチェックしないほうがいい理由

それで、バッテリーのチェックはガソリンスタンドではしないほうがいい。なぜなら最初から商売考えているので「悪い」って言い張ってくる。それで交換に持ち込む。ガソリンスタンドでのバッテリーはホームセンターの1.5倍や2倍以上かかるだろう。

 

■ディーラーでチェックしてもらうのがいい

スタンドより、ディーラーのほうが、正直ベースでやってくれる。もちろん、ディーラーでバッテリー交換してもいいが、高いけどね。

私はクルマはディーラーで点検から車検までやっている。理由は、トヨタの場合その車の「カルテ」を電子でつくってトヨタ店のネットワークで共有できるからだ。そうすれば、別の地域、地方にいってもフォローできる。

こういうチェック、メンテ記録の履歴を一括管理する方がいい。

 

■バッテリーの交換どうすればいいの?

アマゾンや楽天で安いバッテリーを買って、ディーラーや店に持ち込んで交換してもらえばいい。工賃でやってくれる。

そのほうが結構安い。かなり……

私は、自分でバッテリーチェックして、自分でアマゾンで安くてよさげなのを買って、自分で交換してしまう。なので数千円。

 

■バッテリーを計測して電圧が低い場合、どうすればいいか?

これは、単純にエンジンをかけてアイドリングして充電させればいい。

 

2.毛布

車内に置いておくといいのは「毛布」。ブランケットね。

万が一、雪の道、渋滞で閉じ込められた場合、夜を明かす場合、これにくるまっているだけでも、相当違う。

「アルミだけのブランケット」はよさそうで、悪い。JAFが真冬での車中泊の実験をしている。これを見たら「寝袋」「毛布」が有効だとわかる。

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3.スタッドレスタイヤ

11月になったので、スタッドレスタイヤ機械的に変えておくことが大事。みんなが変えようと思う時に行くと、店は混んでいるし、タイヤ価格もあがる。本当は夏とかシーズンオフにタイヤを仕入れておくのがポイント。安い

 

スタッドレスタイヤの寿命は「5年」。すぎたら無条件交換

それで、どんなにきれいに保管した、まだ使えると思っても、スタッドレスタイヤのゴムの劣化は5年でくる。これは私も検証したが、国産タイヤでも5年すると「固い」。やわらかくないとスタッドレスタイヤは意味がまるでないので。

 

4.カロリーメイトや水

食料をおいておく。腐らなくて、すぐ食べられる。お腹がたまるもの。

カロリーメイトやペットボトルの水をつねにストックしておく。

 

5.スペアのタイヤ・ホイールを積む

今のクルマは、タイヤパンク修理セット載せるぐらいで、スペアタイヤすらない。でも、スペアタイヤも私は意味ないと思っていて、スペアでない本物の使えるタイヤ・ホイールを1本余分に積むこと

これには意味がある。

もし、出先、遠地でパンクしたらJAF、ロードサービスを呼ぶが、その際、パンクしたタイヤと入れ替えられる、タイヤとホイールを持っていれば救急隊の人が、それを使って交換してくれ、すぐ元通りに走っていけるからだ。

でも、緊急用のいわゆるスペアタイヤだと、その後の行程をやめてディーラーや自宅に帰らないといけないし、タイヤがなければそのままレッカーになる。

もし、その日がディラーや工場が休みの日だったら……どうするのだろう?

レンタカー頼みになる。

でも、もう1つ、高速走行も問題ないタイヤとホイールを持っておくだけで、こうした面倒さが一気に解決するわけである。

それにタイヤパンクセットは、バーストやひどいパンクでは使えない。

なので、面倒だし重いけど「タイヤとホイール」を1本積むこと。

さらに、パンタグラフジャッキ、ホイールレンチなど「車載工具」で現場で自分だけで交換できる練習もしておく。

 

6.スコップ、マットなど

汚れていい、マット、さらにスコップがあったほうがいい。雪道でのスタック、埋まった……土方仕事がすぐ起きるからである。

泥道、転がっていく手をはばむ土砂をどける……使える。

いらないようでいるのは、こういう工具である。

どうだろうか?意外と考えていなかったと思う。

一般の人でもこれぐらい実はいるのだ。