クルマのマフラーは、普通の人は触れないし下回りなので放置しがち。メーカーはしてくれないが、自分でコストかけても耐熱塗装したほうがいい。
なぜ耐熱塗装をしない傾向があるかというと
マフラーは内部の水蒸気でどのみち内側もサビて腐食していずれ穴が開く
という話があるからだ。
ところが、私は新車で購入した時自分でホームセンターなどで入手できる600℃対応の耐熱塗料でマフラーのタイコ(後ろのフィルター部分)を塗装しておいた。
7年経過後、どうなったか?動画を撮ったら、塗装した部分はほぼサビなかった。だが塗装していなかったパイプなどはサビだしていた。
マフラー耐熱塗装ディーラーの値段がすごかった! - YouTube
■ディーラー整備や作業って高い?……意外と違うんだよなあ
今回、耐熱塗装をマフラー全パイプでしたかったが、車自体をリフトで上げないと到底できない作業で危険も伴う。
そして、そもそもそういう「オーダーメイド的な作業」ってやってくれないことも多い。オートバックスやイエローハットでしてくれるか?怪しいし、ちゃんとできるのかも疑問だ。
とりあえずダメもとでディーラー(ネッツトヨタ瀬戸内)で「マフラーのサビ取りや塗装をやってもらえないか?塗料は持ち込むんで」と聞いたら意外にも「いいですよ」とOKしてくれた。
だが、勘違いしないでほしいのだが「改造とかは基本やってくれない」。今回は形状を変える作業でもないので引き受けてくれたのだと思う。
作業日時を予約(トヨタの場合、人気があるため常時整備工場は満杯なので飛び込み作業はしづらい。予約をお勧めする)
さてアマゾンで一番安い600℃耐熱塗料スプレーを2つ購入。当日ディーラーに持ち込んでメカニックとサビ取りや塗ってもらいたい個所を打ち合わせやってもらった。
さすがにマフラーを脱着して、ガチでサビ取り作業するのはムリだったのと、熱が出る場所なのでサビキラーのようなサビ転換塗料系は使いづらい。やれるのは表面サビの研磨や、サビ転換塗料の大規模塗布になるが今回は断念した。
上塗りレベルではあるがしないよりはマシだろう。せっかくなので下回りのシャシーブラック塗装もしてもらった。
この日は雨上がり。途中まで車は濡れまくった。塗装には最悪のコンディション。下回りは汚れていたがトヨタ側でていねいに高圧洗浄で清掃後、乾燥。塗装もきれいに完璧に行ってくれた。これには驚いた。
毎度思うんだがトヨタの整備技術は高い。実際今回やってくれたネッツトヨタ瀬戸内は自社で板金工場までも保有しており、車のぶつけや破損の修理もやってしまうので技術力が高いと思われる。
自分も新車や中古車を買うならネッツトヨタ瀬戸内で買う方が面倒見もよく費用も安いのでいい……と人にはアドバイスしている。
ネッツトヨタ瀬戸内株式会社 (netzsetouchi.jp)
ちなみにネッツトヨタ瀬戸内は他社の車ですら整備もメンテナンスも親切でリーズナブルにしてくれる。それぐらい技術力が高い。
世間では正規ディーラーは車検やメンテナンス費用が法外に高い……と言われているが、実際はウソでトヨタの正規ディーラーでの車検やメンテナンスは驚くほど安いし良心的である。
今回の作業の費用は(ヴィッツ)
・下回り高圧洗浄……2200円
・シャシーブラック塗装(塗料はトヨタ側で用意)……3718円
・持ち込み塗料での塗装作業……1320円
合計7230円(税込み)
……意外にも安かった。作業時間も1時間ほどでやってのけた。
仮に普通にマフラーを放置して乗り続けてサビて腐食を許して最後マフラー交換するとなると8万円ぐらいかかる(新しいマフラーと交換工賃)
ので、さび止めのための耐熱塗装は十分コスパフォ的にやる価値があるということである。
■こういうメンテナンス……メニューにしてくれるといいなあ
思ったのだけど、トヨタのディーラーでも「お車長期メンテナンスドックコース」なんて企画してやってくれるといいよね。
素人ではできないエンジンルームや下回りの、ていねいな部品清掃、パーツばらしてのクリーニングやサビ取り、さらにコーティング。耐熱や防水塗装……ノックスドール施工……無理かなあ。
でもメニューであったら、お金払ってもやってもらいたいけどね。