武田学校

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三菱ミニキャブミーブが車中泊ベース車として今後も機能・コスパフォでも優れている点

三菱自動車ミニキャブミーブを販売終了した。2021年3月31日だった。

※ところが5月になり三菱自動車ミニキャブミーブの存続を明らかにした。そのためホームページでもまだ販売が継続されているようだ。

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ミーブ全景

その前にアイミーブを終売していた。

今年の10月ごろ、日産と合弁でIMKと呼ばれるミーブなどの後継車両を出すようだが、ハイトワゴンがベースらしいのでキャンパーや車中泊仕様として改造するには使いづらい。価格は200万切るとはいえ、軽自動車としてはエライ高いクルマになる。

もし今後激安でミーブが手に入るなら……やっぱり買いである。製造終了から10年ぐらいは部品もあるので。メンテも引き続き三菱で可能だからだ。

 

ミニキャブミーブがちょうどよかった点

1.貨物仕様のワゴンなので(人間以外の荷物だけで積載350キロある)ボディが堅牢、かつ荷台が縦横とも広い(ダイハツ「ウェイク」より広い)後部荷台は座席を倒すハイトワゴンと違い、ほぼ完全フルフラットなので大人2人が並んで寝ることができる。

2.余計な内装が一切ないので自分でDIYして内装を追加するのが楽。乗用車ワゴンだと内装や座席が邪魔になり撤去もしづらくスペースも狭くなる。

3.視界も広く運転がしやすい。車庫入れ、小回りがきいて路地も走りやすい。

4.タイヤが車検で8PRを要求されるが、そのため堅牢でパンパンに荷物を積んでも(車中泊設備を架装しても)走行に不安さがない。

5.駆動バッテリーは最大16kWhで150㎞走行。劣化して80㎞ぐらいの中古車が多いが、普段使いの場合は充電ステーションや家で深夜こまめに充電すればよく、充電時間も短いわけなので、そこまで不便でもない。200Vの普通充電でも2~3時間で40㎞分ぐらい復活する。

6.三菱の場合ミーブパワーボックスをつければ1500WのAC100V電源が使え、電子レンジやエアコンもまわせ家の家電を長時間使うことができる。蓄電池としても使える。

7.両サイドスライドドア、ハッチバックでどこからでも荷物を載せたり取り出せるので便利。ハッチバックを全開すると屋根代わりになり雨天時なども作業ができて便利。

8.軽自動車なので車検や税金が安い。さらに高速道路も普通に走行できる。(トヨタのCpodは最高時速50㎞なので高速が走れない)

 

ということで、こういう良さをIMKが実現してくれればそちらでもいいんだが、多分、当面はミーブで十分かと思う。

それで、私が期待したのは終売によって、中古車市場が激安になって安い価格でミーブが手に入ると……思ったのだが……今日現在、20~30万で手に入るような中古車は出ない。

相変わらず、70万、80万、100万超えしている。

わかっている人はテスラみたいに大容量のバッテリーを積めばいいかというと、日々の運用上かえってマイナスなことも知っているので、小さいバッテリー容量でも総合的に便利なミーブの良さに気づいており買うのだと思う。

軽自動車なので税金面なども安い。

 

ミニキャブミーブの耐久性、中古車の寿命

当方では10年近い車体を結果として3台運用しているが、整備の結果判明したのは壊れてくるのはせいぜい「足回り」程度であり、駆動バッテリーやインバーターにせよ電装部分は想像以上に長持ちしている。

駆動バッテリーの劣化シミュレーションをしてみたが、計算上劣化した駆動用リチウムイオンバッテリーが50%を切って、動かなく使い物にならなくなるまで、まだ30年ぐらかかる。

 

つまり、それまでこのミニキャブミーブは「動く蓄電池兼倉庫」として使用できてしまう。電気自動車がいいのは「エンジン関係の劣化や高額な修理がまるでない」ことである。「AT・CVTミッション」「オルタネーター」「エンジンピストン」「点火プラグやケーブル」「ラジエーター」「オイルパン」「フューエルインジェクター」「マフラー」……などガソリン車なら必然的に壊れて交換を余儀なくされる部品がないので。ブレーキパッドも回生ブレーキで大方速度ダウンするのでほとんど減らないんだ。

また、補器バッテリーといって起動用・12V電装品用に40B19Lの小さいバッテリーを積んでいるがこれも10年近く劣化していなかった。省電力で使わないためだ。驚いた。

 

なので、電気自動車のメンテナンスや車検は拍子抜けするほど「安いし簡単」。ディーラーだって楽だ。BIGのような中古車販売店では電気自動車の車検は安くしているぐらいだ。