武田学校

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人生のトラップ「4タバコ」

人生のトラップ。よけるべき男のたしなみの1要素に「タバコ」があるのですが、これって女性にも適用されるので共通にしました。

 

ちなみに、酒は女性は「飲まないほうがいい」です。百害あって一利ないです。体がぶっ壊れる元なので。

 

タバコは「やめろ」とは命令しません。しても無駄だからです。なぜならタバコを吸う人は「麻薬中毒と同等」だからです。頭が壊れて精神病になっているということです。

自覚していないだけです。

 

「やめろ」というより「タバコを吸うとなぜ肺がんになる」という説明を淡々とした方がいいかと思います。日本は肺がん増えています。

肺がんの患者数|肺がんを学ぶ|がんを学ぶ ファイザー (ganclass.jp)

 

■タバコを吸うと肺がんになる理由

 タバコは「ニコチン酸」という薬です。毒性が高いけど、止血などの効果があります。燻煙したタバコの葉(要はタバコを喫煙する)には、麻薬成分があり疲れもとれます。

けれど、そういう「劇薬」を「常用」したら当然身体は壊れます。

 ニコチンの毒は強烈で、タバコの吸い殻を魚や生物のいる池や川に捨てるだけで死にます。

 

 でも、タバコは「葉巻」「紙タバコ」でほとんどが紙タバコのためフィルターによって大部分のニコチン酸はストップされている「はず」です。

 それでタバコの「麻薬成分」だけが人体に吸収されるようにして快楽の材料にされています。

 

 でも、見落とされているのは「タバコが出すタールや煙・すす」です。こちらも紙タバコだとフィルターが止めてはいますが、外側で燃えている部分から出る「煙」は除去できないです。

 

 肺がんは、イギリスでもともと「煙突掃除の人に多い」ことが医学的に研究され、結果として煙突内の暖炉の「燃えた灰や、すすの微粒子」を灰に吸い込んだことによって起きることがわかりました。

 原因物質はウサギへの動物実験で、石炭や木材を燃やすときに出る「タール」によるものでした。タールを塗られたウサギの耳は発がんしました。

 だけど、それだけでなく「炭素の微粒子」も問題がありました。ミクロン単位の炭素の粉を人体が吸い込むと、肺の細胞に付着してそこで発がんするのです。

「炭素の粉」はとてもこわい「発がん物質」です。なので、工業的にも生活的にも「吸い込んだらまずい」となっています。

 

でも、みなさんの気づかないところに「こわい炭素の粉」があるのです。それはコピー機です。レーザープリンターや、コピー機のカーボンは「ミクロン単位の炭素の粉」であり、あれはとても危険な発がん物質です。

なので、私はゼロックスにいましたが、社内でも「コピー機のトナーカートリッジの粉は危険」という報道がアメリカで出た際「震え上がり」ました。

だって、CEなどのエンジニアは知っているから防護していますが、一般人は、たまにコピー機が詰まったりすると、中を開けて「トナーがこぼれた」「トナーが散らばった」場所を防塵マスクもしないで手で触っているからです。

トナーの炭素微粒子は、ミクロンなので、簡単に鼻や気道から吸い込まれ肺にダイレクトに到達します。

なので、みなさんも、レーザープリンターコピー機のトナーカートリッジの交換は慎重に、粉が漏れたり、散らばったら、吸わないようにしてください。

手についたものをうっかり、目や鼻、口に入れないことです。

 

それと同様に、木を燃やす際の「灰・すす」にもこの炭素の微粒子は含まれています。だから、たき火や炭焼きで「灰やすすだらけ」になる行為は「あまりしない」ことです。毎日、頻繁にしている人は肺がんになる可能性が高いです。

 

これは、ごみ処理場でも起きます。だから、ゴミ処理場では静電気フィルターなどあらゆるフィルターをかませて、粉塵除去の努力をしています。工業的にベストを尽くしているのでゴミ処理場は適切に稼働するなら、あなたのやる「たき火」よりは安全だということです。

 

でも、一般人が目の前でやる「たき火」「炭焼き」は、実質危険です。それを毎日習慣として行うのが「喫煙」だということです。

紙巻きたばこを燃やしてその、煙やススを結果として吸い込み続けます。

 

■がんが起きるメカニズム

 がんは「細胞への連続的な損傷、炎症作用が継続し、細胞DNAのエラー修復が失敗し正常復帰できないときに起きる」

そういう病気です。

なので、がんを避けるためには「細胞への連続的な損傷」「炎症をしない」ことなのです。

 

たとえば、物理的に人体の同じポイントに「衝撃」「打撃」を続けたら、当然皮膚も、肉体も、破損します。人体は自分の細胞が破壊されたら、即座にDNAからその細胞を修復して再生する機能があります。でも、その再生が失敗したら、通常は「細胞ごと破壊」して消去し、再度新たな細胞を作り直すのですが、それができないのが「がん」だということです。人体の中で「人体と違う細胞」が生まれ、増殖します。それが体内で悪さをすることで人命を奪います。

 

その「衝撃」は「やけど(熱線・電磁波)」「刃物などの外傷」「放射線」「感電」「薬品」……などさまざまです。

「打撃」だと……「歯の詰め物が当たり続ける刺激」「ピアスの金属が体の細胞に触れていることでの圧力や金属イオン、微弱電流による刺激」などもある。

 

機械や、マシンを毎日同じ部分「指で動かしたり」「回したり」「押したり」の反復動作の積み重ねも「打撃」になる。振動……もです。

 

さらにウイルス感染による、臓器の「炎症」が続くと、その部分は常時細胞再生を激しく繰り返すので、これの積み重ねで「発がん」します。

 

胃がんの、ピロリ菌感染、肝炎ウイルスの肝臓がん、パピローマウイルスの子宮への感染による炎症が子宮がんを起こします。

 

なので、がんの原因に「ウイルス感染」があることが理解できると思います。

 

それで、タバコによって、肺に毎日何度も吸い込まれる「炭素の微粒子」は、肺胞に取り込まれ、中では「炎症」が起きます。異物を排除しようとして肺の細胞が炭素の微粒子を追い出そうとして炎症を起こすわけです。

 

人体は「細胞分裂のスピードが臓器によって違います」最も早いのは「皮膚」「粘膜」で、だから髪の毛は毎日抜け落ちるし、肌も荒れます。1日~2日ぐらいで入れ替わっていきます。

 

同様に、肺の細胞も細胞分裂のスピードが速いのです。肺で起こす炎症は悪化が早く、がん細胞のできるスピードも速いのです。

だから、肺がんは、発覚すると肝臓や他の臓器よりはるかに進行が早く、死にやすいのはこのためです。

 

そして、がんは、発がんして発見できる大きさまで成長するのに11年ぐらいかかります。

20代の人がタバコを吸って発がんするのは、早くて31歳からです。

30代だと41歳から。

 

■喫煙で体温が下がると免疫も落ちる

 それで、最初に言った通りもともと「タバコは止血剤」の薬でした。

 

 肺は外の空気から酸素を触媒で取り出し、血液に酸素を供給する役目をしています。

 肺の細胞には体中の血液が常時すごい量通過しています。なので、タバコの成分を体内に取り込むと、当然、肺に吸い込まれたタバコの止血成分は血液に供給され、あっという間に全身を回ります。麻薬成分も一緒にまわります。これが「タバコを吸うと気持ち良くなる」という「麻薬効果」です。

 でも、止血成分なので体の「血のめぐりは悪く」なります。血の巡りが悪いということは体温が下がるということです。実際タバコを吸うとその人の体温は下がります。

 体温が下がるということは「免疫力が低下する」ということです。

 

 タバコは、出血を止めるための「緊急止血剤」としては有用ですが、常用していると逆に副作用で「体温低下」「免疫力低下」を起こします。

 

「タバコの煙、炭素微粒子で損傷した肺の炎症を」「免疫力が低下したら」「がんができやすくなる」

……わかったでしょうか?メカニズムを。

 

ということなので、タバコを吸うことは「肺がん」「体温低下」「免疫力低下」という人体の維持にとって有害なリスクなのは明らかです。

 

それなのに、なぜ、政府はたばこを「完全禁止」しないのでしょうか?WHOはしないのでしょうか?

 

それは、タバコ産業の「儲け」のためです。

このとおり、タバコというのは麻薬なので、患者は(喫煙者)一生、中毒で、アホみたいにタバコを買ってくれます。

儲かるんです。

そのお金が惜しいのでやめたくないというジレンマがあります。

 

日本も私が1996年に内海新聞をやって、最初に取り上げたのが「携帯電話の電磁波被曝による発がん」「タバコによる肺がん」でした。

 

当時、埼玉がんセンターの病理医の野口行雄先生(東北大MD/Ph.D)とテレビ局にアピールするなど、「タバコ撲滅」運動をやりましたよ。

 

当時は本当にたばこ産業の圧力はすごく、世論も「タバコだって薬になる」「息抜きは必要だ」なんて、私たち悪者扱いになりました。嫌な思いもしました。

 

でも、今では「タバコは体に悪い」は、ほぼ常識になりました。禁煙も進んだし、分煙も徹底されるようになった。

 

けれど、いまだにタバコは売られているし、むしろ銘柄は増えたと聞きます。

国が経営する日本たばこも、JTと名前を変えて、生き残りを続けています。

JTも本業のタバコはいずれターミネイトされるので、食品などやったけど、うまくいかず、やっぱりタバコを売り続けています。

 

けれど、読者の男女、若い人は、私のこのブログを読んだら、数百円のタバコで肺がんになるリスクをとりますか?

 

肺がんは、現在も致命率(致死率)がすごく高い病気です。

 

先般、読者で20代。コロナの疑いで肺のCTで異常が発見され、精密検査の結果ステージ1の肺がんになっていました。

幸い、外科手術で除去できたので、その後は無事です。一番、軽症なのに手術も痛みを伴い、復帰も数カ月かかったのですよ。

 

でも、ステージ1~2から逃してさらに進んだら、ほぼ早いうちに死んでいきます。それが肺がんです。

 

この治療が成功しやすいステージ1~2で見つけるには、自覚症状がまるでないので、定期的にCT検査をして監視していないとダメなんです。

 

先日、水木一郎さんが、私の大ファンだった、男前のアニメ界のヒーローも肺がんになってしまいました。タバコを吸っていたのでしょうか?

 

ちなみに、喫煙者も、タバコをやめた時点で、肺がんの発生率は下がることがわかっています。だから「もう吸ったからムリ」ではなく「今すぐやめれば間に合う」ということです。

 

そんな病気のリスクのために、あなたは、一時的な快楽のためにタバコを買って、肺がんになるために自分の給料を使うのですか?

単純に自殺行為ですけど、自分の身体をいためつけて楽しいのですか?

 

そういう、精神状態って「病んで」いませんか?

疲れたから、タバコ……に頼る、自分の仕事や生活スタイルが間違っているだけではないですか?

 

万引きと窃盗は同じなのに、言葉を変えて、甘くする。

タバコと麻薬は同じなのに、言葉を変えて、甘くしているだけです。

 

そして、タバコのこうした煙やすすは、その部屋を汚染し、後日、いる人も被曝させます。他人にも迷惑をかけます。

 

誰も得しない。いや、得するのはたばこメーカーだけです。あと、たばこ税が入る国かな。

 

それでも、あなたは、今日もたばこに手を伸ばしますか?

 

ちなみに、人間の生き死を知っている生命保険会社では「タバコを吸う人は死にやすいので保険料を高く」しています。タバコを吸わない人は逆に保険料も下がるようにしていっています。

20代、30代の若い人に言います。

「タバコは人生のトラップの1つです」

しないことです。

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