サバイバル備蓄食料がどれぐらいもつか?実際試した実験経過のレポートです。
小麦粉(強力粉)【長期可能】
未開封なら表示賞味期限から2年以上でも使用可能だった。虫もわかず問題なく使えた。北米産の小麦粉は漂白処理がしてあるため、かなり長期間でも保管可能だと思われる。
カロリーメイト(イマイチ)
賞味期限から1年過ぎても食べられた。ただ油脂部分の劣化が少しだけ感じられる(味に少しだけ違和感)人体に問題ない。
コーヒー粉(レギュラ―ドリップ用)【長期可能】
ペットボトルに入れて栓をした状態で2年でも飲めた。気になる酸化だが、ペットボトルの栓をした場合密閉され内部酸素をコーヒー豆が吸収して使い果たすと酸欠に近くなるようで逆に酸化が遅くなっているようだ。ただ味的には落ちている。だが飲める。
ジャム(自作で糖度50%)【長期可能】
もともとのジャムは糖度が50%以上の砂糖ガンガンだが、これだと製造してびん詰後8カ月経過しても白カビ程度は出たが、その部分を除外すると食べることができた。糖度が高い砂糖漬けは保存性が高い。
玄米【長期可能】
推奨【ペットボトル】ペットボトルに詰めて車内の夏場30度越えする中に放置して(日影がいい)1年経過……問題なし。こちらもふたをして密閉度高くする。詰め込む際、ガンガンにすき間なく詰めておけば長期保存可能。虫も出ていなかった。
イマイチ【密閉式のビニール袋】ジップロック系、詰め込んだあと脱酸素剤で酸素抜きをした完璧な状態で冷暗所保管だと1年、2年でももつ。虫もわかない。ただビニール袋が積んだ重さ、詰め込んだ玄米の圧力でゆがんで破れやすくなり、持ち運びのショックで穴が開いてしまう場合があった。一度穴が小さく開くと空気が入って劣化が始まってしまう。そのため袋詰め、脱酸素の手間が膨大なわりに耐久性・保存性がさほどいいわけでもなかった。ペットボトルに単純に詰め込んでいた方が楽で丈夫。
インスタント味噌汁(メーカーによって分かれる)
マルコメなどの生みそ系……賞味期限が1年過ぎても食べられるが、具などの成分の若干の劣化が感じられた。でも問題なく食べられた。
トマトケチャップ(メーカーによって分かれる)
100均の弱小メーカーのものは賞味期限から1年過ぎて「油の分離」がみられた。食用には適さない可能性がある。カゴメなどは1年過ぎても特に問題なかった。
マヨネーズ(メーカーによって分かれる)
創健社のマヨネーズは賞味期限から1年ぐらいすぎると未開封でも「油の分離」がみられ、食用には適さない感じだった。長期備蓄は不利。
キューピーのマヨネーズは卵黄と植物油と酢酸だけだが賞味期限が過ぎても特に問題なかった。
味の素のマヨネーズは混ぜ物があるため逆に賞味期限が過ぎても分離しづらく長持ちした。ただ、純粋マヨネーズが好きな方には合わないかもしれない。
鶏がらスープ(粉末・顆粒)イマイチ
一度あけて、缶などに入れ替え保管して車内に置いても湿気がどうしても到達し品質劣化は避けられなかった。密閉された「分包」タイプがいいかもしれない。
砂糖【長期可能】
てんさい糖:買ってきた袋からプラスチック容器に入れて日々、使っていたが1年すると湿気でガチガチに固まって使いづらくなった。飲食はできる。精白されたグラニュー糖のほうが長期保存では有利だろう。