武田学校

IQ800の武田校長の頭の中の広大な知的宇宙を一緒に旅するサイト

長期サバイバル生活の準備をしましょう

 軽EVの三菱ミニキャブミーブを災害車中泊車にしてサバイバル体制の構築をしています。私が構築しているシステムは通常動画の車中泊やキャンピングカーのレベルを超えています。「自衛隊や米軍を超える災害対応能力」を目標に、低コストで最新の科学技術を投入しています。


軽ワゴンにソーラーパネル480W。TV・PC完備の走る事務所

 私は数日のレジャーのキャンプとは違って「何年も生活できる」長期持続可能性を目指しています。そのためシステムは「単純かつ堅牢」であることを要求します。高度現代文明が崩壊したあとも、生き残るため、いくつものステージを想定し、システムの構築と訓練を続けています。今回お見せしているのは「災害直後の現代文明がまだ当面生き残っている」という「ステージ1」でのやり方です。

 この「ステージ1」においては、近代文明の技術・装備がまだ使えるので、可能な限り高度かつ冗長性があり堅牢な機器を選定してシステムを組んでいます。

 一般人が買いやすいアマゾンや100均ショップで入手できるもので組み合わせておりますので、みなさんも私のまねをすれば作れます。そこまで考えてあります。

 災害後、電力会社の電力網の崩壊を想定し「ソーラーバッテリーシステム」を基本搭載しています。フレキシブルソーラーパネル4枚(480W)を軽ワゴンの天井に貼りPWMコントローラーの最大機種(60A)によって、最大8枚程度のパネル運用が可能にしてあります。サテライトのソーラーパネルを4枚ほど駐車中の野外に展開しておくことで合計860Wh程度の発電を得て、これを100Ahクラスの鉛バッテリー4台(400Ah=4800Wh=4.8kWh)のバッテリーバンクに充電することで80リットルクラスの2ドア冷蔵庫の「24時間365日連続稼働」が可能になっています。

 1500Wの正弦波インバーターのため、たいていの家の家電のほとんどが動作します。しかし、家のように何でもかんでも浪費する家電の使い方をしたら枯渇しますので「ケチケチ」「合理的」な家電だけをチョイスし使用することが大事です。

 実験の結果「700W未満なら平常動作が楽」「500W未満」「300W前後が望ましい」です。そういう家電で構築すれば、平時とほとんど変わらない生活が可能です。

 今回は1人~2人用のミニ炊飯器1.5合でいいものがありましたので、実際にご飯づくり。さらには2つの炊飯器を同時稼働させて「イチからカレーライスを作る」ことに成功しています。これは驚異的です。なぜなら、車中泊キャンパーの動画でも、私のようなことをしている人は皆無です。

  バンコンなどのヘビーなキャンピングカーでも実はソーラーバッテリーは非力な人が多く、たまにM27MF,M31MFを6台積んでいる人もいますが、たいていは2台程度です。

 それでも、複数の日常家電を同時使用して「まともな料理」を作っているのは私ぐらいではないかと思います。

■低電力炊飯器1つあれば……たいていの料理が毎日こなせる

 今回の実験では、200Wのミニ炊飯器と360Wのタイガーの3合炊き炊飯器の2つを同時稼働させました。


この炊飯器1つでカレーライスがつくれることにあなたは驚嘆します

 タイガーでご飯を1合炊き、ミニ炊飯器でカレーをつくります。作り方はいたって簡単で、野菜を切って炊飯器に入れ、鶏がらスープの調味料、カレー粉、小麦粉を入れ、水を200ミリリットル程度入れて炊飯するだけです。たったのこれだけで「打ちっぱなし」で調理が放置でできます。ごはんも同時に1合無洗米で炊きます。使う水の量はそれぞれ200ミリリットル以内なので500mlのペットボトル1本の水があればおいしい料理が1食分作れます。

 炊飯器のタイマー機能を使えば、車内で好きな時間に料理が出来上がり、あつあつでおいしいメニューで毎日食べることができます。

■エンジン発電機はNG。私の方式がすぐれている理由

 従来のキャンパーだと、外に出てたき火をしたり、コールマンの燃料切れがあるコンロを使ってお湯を沸かしたり、小さなフライパンで料理するのでしょう?雨の日や雪、台風の時は何もできませんね?火の番、火加減、山火事の注意など……大変です。

 また、災害時、公共の公園やキャンプ場などで野営をしている際、エンジン発電機、たき火や、調理のにおいや音が響くのは……他の方のクレームに絶対なり余計なトラブルを誘発します。ガソリン発電機を買おう、持てばいいと言う「無知な人」がいまだにいるのですが、考えが足りないです。あれは基本NGです。におい・騒音で使いものになりません。今のところ個人が持てる持続可能で安全な発電システムはソーラーバッテリーです。

 私の考案した方法なら、主婦でも小学生でも手を汚すことなく、災害時でも、栄養満点のおいしい食事が「全天候で車内でいつでも」食べられます。

 使った材料は「鶏がらスープの素」「カレー粉」「小麦粉」「ペットボトルの水」「無洗米」「具材」を基本で持っていればよく、これらは車に搭載してもかさばりません。

■長期のサバイバル生活で必要なこと

 長期のサバイバル生活では「保存がきく基本材料で持っていること」が大事です。その辺の防災アナリストやアウトドアの人は「レトルト食品」「缶詰」などを安易にすすめますが、私の基準では「NG」です。「重たい」「同じものを食べて嫌になる」からです。

「軽く」「かさばらず」「長期保存可能」なのは……「原料」です。「玄米」「小麦粉」「調味料」などの形態で持てば……数カ月、数年の備蓄が最低限の量や大きさで可能になります。

 そのためにも「省電力で効率的な調理器具」の保持が必要だというわけです。

 このミニ炊飯器は「ヨーグルト発酵」モードを持っており40度以内での保温ができます。この発酵モードでの消費電力は8時間動かしても微々たるものでした。車内でパン生地を長時間電力消費を気にせず天然酵母で発酵させることが可能になります。天然酵母は自作でき、継続的に作り続けることができるのでドライイーストに頼らず、長期間パンを焼き続けることが可能です。

 また、炊飯器では「こねないパン」で、生地を手でこねず、おいしいパンを焼くことができるので、ホームベーカリーを用意しなくても、これだけでもパン作りの生活が可能だということです。

 私のサバイバルテクニックはものすごい思考と科学的な知見をツメにツメて考案されています。芸術的ですらあります。そのエッセンスを少し書くだけでもこれだけになりました。私の考案しているノウハウは、まだいっぱいあります。少しずつ紹介します。ついてこれる人は必死にこのブログを読んで、はんすうして、頭にたたきこんで実践して行ってください。そうしたら生き残ります。

 不幸なのは、この武田学校・内海新聞を知らずに読めず死んでしまう人たちです。大切な人に「内海新聞」「武田学校」を読んで見てもらってください。

 予測されている今後のカタストロフィでは世界人口の90%が死ぬそうです。ぜひ、生き残ってください。