お遊びレジャーでなくて、実際的な災害車中泊をやってみせるこの人の動画はいいね。学ぶところが多い。
1.行政の避難所は「何も置いていない」なので「水・食料・毛布」は必須。
つまり、想像以上に「毛布」いるんだよね。
2.家の食料を持ち出して、現場で調理して食べる。
→「調理器具」「加熱調理するシステム」「冷蔵庫」いるね。
3.フロアはダイソーの厚い折りたたみのアルミマットを2枚重ねていた。あれ5㎜なんで2枚で10㎜……登山家のテクだね。よう考えたよ。
5㎜だと物足りないが、10㎜あると川原の砂利にひいても痛くなくて快適に寝られる。だから微妙なポイントなんだよね。
4.室内自体をダイソーの薄いが広いアルミシートで覆いつくしていた。あれでも断熱は結構得られるのでおもろいアイデアだね。ただ銀色一色なんで、壁紙などでデコレーションしてもいいかな。
5.基本、運び込んでおくだけで済むレイアウトにしていた。
→やたら作り付けると、車検が通らなくなるし、整備やメンテナンスでも荷台の床を開けるので不利。なので簡単な組み立て式や、設置・除去が簡単な組み方。レイアウトがいい。
彼女のやり方でも、あんま複雑なことはしないで、シンプルに冷蔵庫やテーブルをおいて寝具を引いて快適性を生み出していたので、こういうのは一般人にはいい。
6.避難所に入るのでなく、避難所の駐車場を使う
これも、いいアイデアだね。無理してプライバシーも居住性も悪い避難所にいるより、自分の車内で快適に暮らしていた方がましだね。
トイレや水回りだけ吸血して使う……いいね。でも、それも限界くるからね。そうしたら自分でどうするか?考えておかないといけない。
■この人の動画でNGかなと思ったポイント
1.炊いたご飯でおにぎりをつくって、作り置きして食べているけど、ご飯は炊飯して5時間で食中毒菌が蔓延しだす。NG
これは日々の子供の弁当も一緒。つまり12時の弁当は7時に作ったものは有効だが、朝5時、6時の弁当だと「危険」なんだ。知らない人が多いけど保健所や衛生管理ではけっこう当たり前の常識なので気をつけてほしい。
お昼を逃して、2時、3時に食べる……意外と危ないということだ。
→電子レンジで熱くすればだいじょうぶか?
細菌についてはたいていものは「70度で5分以上」加熱できれば殺菌できる。
ただ、ウイルスは80度で10分とか……なので。その辺考えることだね。
弁当もまんべんなく加熱できていればいいが、できないなら……危ない。
表面だけ熱く、中が意外と冷たいことも多いよね?
中心まできちんと熱くできるか?になる。
2.IHコンロを使っているのはNG
この人は、大容量のリチウムイオンのポータブルバッテリーを使って、IHコンロを使って炒め物を作っているけど、長期サバイバルでは電子レンジ、IHコンロは低電力で使わなければエネルギーを消耗しやすい。なので読者的には500W以下の炊飯器で調理して暮らしたほうがいい。はるかに低電力でちゃんとした料理が室内で完結して作れる。
油の炒め物は室内でやると部屋を汚すが、炊飯器はふたがあって蒸気だけなのでその点でも有利だ。