武田学校

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2016年熊本地震がまだ終わってない実態

読者には「サバイバル準備」「車中泊準備」「第2の家」を言った。

私がそこまでくどく言うのには理由がある。思い付きで言うわけないよ。

2016年の熊本地震。その結果が、次の東南海トラフで「何百倍」の被害を予言している。

いざ、地震が起きたら住民はどうなるのか?熊本市が5年経過してまとめた以下のデータは、私が言っていることがちっとも間違っていないことを理解する。

熊本地震に係る応急仮設住宅の入居状況及び各種申請状況等について(令和3年(2021年)9月30日現在) / 熊本市ホームページ

このデータ見たら……わかるでしょ

住家被害の状況(り災証明交付件数)

    合 計  
   全壊  大規模半壊    半壊   一部損壊   損壊なし
136,692件 5,764件 8,972件 38,964件 82,982件 10件

住宅保険で「全壊」扱いしてくれたのはたったの4%だけなんだ。

それでも、その人たちはいいところ1500万円程度もらえただけ。これでは前通りの新築の家を建てるには足りない。だいたい2500~3000万円はかかるからね。半額は自己資金がいる。

 

でも、住宅保険が半分以下にされてしまう半壊以下が圧倒的に多いわけ。なので、行政の補助金などが頼りになるけど、それはどうだったか?

見舞金、義援金、被災者生活再建支援金

      支給件数等      支給額等
(1) 災害見舞金 54,139 件 1,739 百万円
(2) 災害義援金 99,129 件 34,331 百万円
(3) 被災者生活再建支援金 38,221 件 38,114 百万円
        合 計 191,489 件 74,184 百万円
お見舞金が一人……3万2000円
義援金として一人……34万6000円
生活再建費用として一人……99万7200円
全部で「137万5000円」
 
え?137万円で「家再建」できるわけないよ……
新たにローン?組める人なんてほとんどいないよ。
つまり……
「一回地震くらったら、家無しに陥る」ということ。
「一気に、市営住宅などの賃貸暮らしに転落する」ということ。
 
先日の報道で、いまだに仮設住宅に180人入っているんだと
わかった?
だから、行政はあなたを助けるようで助けない。
自分で生き残る、再建する方針、方法、資金を確保しておかないとダメなんだよ