武田学校

IQ800の武田校長の頭の中の広大な知的宇宙を一緒に旅するサイト

人生のトラップ「1不動産 2退職金」

私は全国でさまざまな家庭の人生相談をしています。私の場合、総合的なので、その家庭のあらゆる悩みや問題について具体的な解決方法をアドバイスしています。

 

私が、もっとも伝えたい、教えてあげたいのは若い人へです。若いカップルです。

なぜなら明日の日本を支えていく大事な存在だからです。

でも、私の思いや、情報はなかなかそういう人たちには伝わらないです。

それでも、このブログを見た人がいれば、その人は助かるかも……と思って書いています。

 

みなさんに知っておいてほしいのは「あなたの人生が失敗しないためには、実は科学的にも合理的にもわかっている「定番」というものがあり、その地雷を踏まないことです」

そういう、ある程度誰にでも使えるノウハウを私は「人生のトラップ」と呼んでいます。この人生のトラップを知ってよければ、あなたは悲惨な人生の道を歩まなくて済みます。

 

私の読者、アドバイスした人で「成功している人」がけっこういます。成功する人のパターンで面白いのは「武田さんの言うとおりにしてみた」と、素直に信じて実行した人です。

 

自分が大卒か、それなりの地位をしていたかで「いや、こうだろ」とか自分で勝手に解釈や自分の思いで、私の言っていることをむしろ、揚げ足とろうと言ってきたり、自分の思い込みで行動した人は間違いなく「失敗」しています。

そこが面白いです。

 

私は武田学校で、あなたに「人生」を教えているのです。学生となるなら、先生たる私の言うことを「はい」とまず聞いて、信じられなければ「自分で調べて裏を取る」ことです。そして、私より正しい人を見つけてみることです。見つかるならそれもあなたにとってはいいことです。ですが、多分……あんまいないと思います。

 

なぜなら、私がそういう作業をして「ダメじゃん」ってなってきたことが多いからです。

 

ですので、一番、いいのは「私がこのブログや動画で言ってることを素直に信じて実行・実践する」ことです。

 

多分……そのほうが楽というか……余計な迷路に入らなくていいかも。

 

■人生のトラップ1「タワマンを共有名義で買う。不動産を共有名義で買う」

これは、やらないほうがいいです。不動産を買う場合は「必ず一人の名義」にすることです。

夫婦なら、ご主人か奥さん。

 

理由なんですけど「必ずもめてダメになる」からです。

パワーカップル」って不動産屋とかマスコミがもてはやしているそうですが、愚の骨頂です。どういうパワーですか?

 

「夫婦とも、一流校出て、大企業勤めて共に年収が700万円。二人で1400万円。だから普通のサラリーマンの収入の単純2倍で、世間の人では買えない高級タワーマンションを9000万円のローンで買えて、優雅な、優越感にひたった生活ができる」

 

こんな感じでしょうね。あー。完全にバカですね。

 

まあ、一人で年収700万円で30代なら、今の時代は十分稼いでいる人に入るのかな?

いちおう住宅ローンは「年収の8倍」ぐらいレバレッジをつけて銀行は貸せるので、1400万円合算なら1億1200万円ぐらいのローンは組めるかもしれません。

 

でも、そんなことしても「抱えたのは不動産ローンの巨額な借金」です。仮に9000万円のタワマンを買ったとして、35年ローンで月額いくら払うのかな?

単純計算で月21万円です。

 

年収700万円の人って、毎月の給料はボーナス4カ月の優良企業としても43万円ぐらい。2人なら86万円。ま「当面は払える」と思いますよね。

 

でも、そういう家賃の家に暮らすということは「それなりの贅沢や見栄の生活」で「アホみたいに消費も増える」ことを意味します。

 

「せっかく、100平方メートルのタワマンだから、家具もカーペットもカーテンもいいものにしよう……」

「おしゃれな服を着よう」「いい車もそろえよう」「子供はお受験」「私立」

……すごくかかっていく消費生活です。

 

それは、すべて「資本家の経営する企業群」に吸い取られていきます。

 

でも、最初の1年、2年は、さぞ「順調」「未来もこのまま」と思うでしょう。ところが、会社って今、未来永久にあなたを雇うのですか?

それはほとんどないと思います。

 

特に、外資などは「急にリストラ」結構多いです。

ということは、そんな2人の「未来の雇用」なんて「まるで信頼性がない」ということです。

 

だから、こういう世間の「パワーカップルでタワマン購入」なんてフレーズ、見ただけで「バカの骨頂」だとわかるわけです。「人生のトラップ」に彼らはひっかかっただけです。

 

そして、夫婦というもの自体が、どれだけ信頼性があるのでしょうか?多分、あなたが大企業で正社員でいられる確率より、低いと思います。

今、日本の離婚率は30%から40%近いと思います。10人に4人は離婚してしまう。

そのとき「共有名義の不動産」はとてつもない「トラブルの種」にしかなりません。

 

簡単に言っておくと、もし、通常のセオリーどおり「不動産は片方の持ち物」であるなら、裁判などでお互いの資産を分ける際に「不動産をとるか」「現金を代わりにもらうか」という交渉でおさまります。

 

でも、共有名義の不動産だと、いったん売却してその分をお金にしないといけないのです。でも片方の名義だけ他人に売れるでしょうか?まず買う人いません。

だから、両方名義でいったん全部売って換金しないと……分配できない。

こりゃ、もめますね。そもそも、売っても「買った時より安くなる」のは当たり前です。

ローン残債があれば、残りは各自の「負債」であり「借金返せ」の状態になります。

売却で完済……はほぼ、難しいと思ってください。結果として「ローン残額の返済」がついてまわるだけ……

 

……どうですか?いかにアホな行為かを。

 

なんで、こんな最悪の方法を世間はもてはやし、不動産屋はあおって、タワマン買わせるのでしょう?

 

それに、タワマンは住居としては最悪です。ベランダは突風で開放できないし、洗濯ものも外に干せない。エレベーターがないと生活できない。建物自体もただの高層ビルなんで、住宅としての断熱や空調にもすぐれない。莫大な電気代を消費するシステムでずっと稼働させないといけない。リフォームも自由にできない。子供を高層階で育てると生育や教育にも悪いことがわかっている……

 

それを9000万円で買うのですか?……バカですねーと私は思います。

「投資」「賃貸で収入」……はー。まだ目が覚めないのですか?

そんなものは「現金で買う一部の不動産が得意な投資家」しかできないことです。

一般人が銀行ローンして賃貸収入とか……アホみたいなことしてはいけません。

儲かりもしません。

 

「不動産というのは、自分が住むのでなければ、貸して初めてナンボの世界」です。

なので、買うというのは自分が汚してぶっ壊して、気ままに住むならいいけど、そうでなければ「貸して勝算がある」ことを、科学的に詰めて「80%以上勝てる」と見極められるならしてもいいですが、たいていの「不動産投資」のワードにおどらされているサラリーマンの投資行為でそこまで詰めている人を私はみたことがありません。

 

みなさん、不動産屋の口車にのって「踊らされ」「アホみたいなローン借金」を背負って首がしまって一家離散になっているだけです。

 

わかりました?不動産を買う時は「必ず自分一人の名義で買う」ことです。

 

■人生のトラップ2「退職金をもらったり、大きなお金を得たらすべきこと」

次に、サラリーマンとか公務員で「3000万円退職金もらった」という人。これも、だいたいが「人生のトラップ」にひっかかり、財産を失います。

それは「今の生活、プラスアルファの暮らしをする」ことです。

 

東京みたいなところに住むと、数千万円の現金を得た人のほとんどは「何かに使ってしまう」ものです。

 

人間っておもしろくて「その人の器にあった、肩書や資産」があるといいのですが、「器にあわない肩書や資産」を得た場合「犯罪的」「異常な行動」に出るものです。

 

ふだん、貧乏な生活をしていた人が、突然あぶく銭を得たら……だいたいが「その財産をすって失う」ことがほとんどです。

 

私は保険会社でコンサルティング営業をしてFPも持ってますが、富裕層をターゲットに営業をしていました。

そこでのセオリーは「たいていの人は退職金3000万円もらったとしても、5年ほどでゼロにしてしまう」ということでした。

 

なぜか?

年収900万円の優良サラリーマンだった人、家庭、奥さん……みんな「年収900万円のl暮らしぶり」をして「その快楽から逆戻り」できないです。

 

退職後、年収900万円はなくなるのに「自分の気持ちは年収900万円」なのです。

そして、自分が「すでに、年収100万円以下の年金老人」に転落していることを自覚していません。

「退職金が3000万円ある」「だいじょうぶだ」

大船に乗った気持ちになっています。

そこで聞きたいのです?

「あなたは、昨年、いくら買い物したりレジャーでお金を使いましたか?」

「家賃、光熱費、スマホ、車、旅行、外食、買い物、孫のお年玉……600万円ぐらい」

600万としても、12カ月で割ると、月50万円ぐらい「資本家と企業」に捨ててあげているんですよね?

 

ということは、退職金3000万円は単純に「5年でゼロ」になるということです。

でも、こういう「乾いた真実」にあなたは電卓をもって「目を向けようと」しません。

たいていの人は「やれ、クルーズ船で夫婦ねぎらいの旅行しようや」「孫に100万円プレゼントしてあげよう」……とか……やるわけです。

あっという間に、3000万円は消えていきます。

 

そして、その3000万円が消えたとき、あなた方に残ったのは「年金」だけです。

私が知る限りでもJALパイロットみたいな特殊な高給取りの人が定年までマジメにいたら、退職後は月額50万円ぐらいの年金をもらえて「老後もウハウハ」ですが、これは多分日本社会では「ごく一部」でしょう。

あとは、教職員が長年教師生活を続けて退職したら、似たような……年金はもらえるかもしれない。

 

でも、その辺のサラリーマン程度の人の年金なんて「いいとこ年間200万いくかいかないか?」レベルだと思いますよ。

 

その人が「年間600万円の消費行動」できなくなったら「イライラ、すごいストレス」「絶望感」に直面すると思うんですよね。

 

いや、自分の心を入れ替えて「俺は、貧乏なんだ」「明日は生活保護」「100均で生き延びよう」ぐらいにできれば……救われますけど。

 

都市型サラリーマン世帯の人は、そういう発想の転換……できるのでしょうか?

「会社から給料というエサを食わされ、惰性で毎日通勤電車で往復して飼いならされた家畜」のあなたが……

 

ということで「退職金3000万円もらったら」本当はどうすべきか?

「今までの消費行動のすべてをシュリンク、削減して」「100均とおつとめ品でやりくりする」「外食や旅行はもってのほか、家で自炊」「ロハス生活で安い菜園付きの土地を買って自給自足で暮らす」あるいは「3000万円で一生面倒見てくれる3食付きの老人ホームに入って身軽に生きる」

のが……ベストだということです。

 

でも、そういう発想の転換で、自分の自宅を値が付くうちに処分して、追加現金を得て、退職金とあわせてとっとと介護付き老人ホームに入れた人を……私見たことがありません。

 

たいていは、今までのまま……消費生活を続けて「息切れ」していきます。

 

実は、最近感じているのは若い人の理想パターンは私なりにはこうだろうな?って

「みんな、若い人は東京の大学に行って、都会、サラリーマン生活をしたがる」

「けど、さえない地元の高校行って、さえない地元のJAや地場産業で正社員になるか公務員になって、やめないでずっと定年までいて」

「安い一戸建ての農地付きの家を若い時からゲットして」

「子供もロハス生活で自然で遊ばせて」

「食材も自家菜園や地域で安く調達し自炊すれば食費も浮く」

「好きな趣味も広い自分の家の敷地やガレージでできて」

「東京人は200平方メートルの狭い住宅地で悦にいって窓をあけたら隣の家の貧相さだが、田舎なら400~800平方メートルの土地の広い家が自分の城で持てる。そういう家の買い方をし」

「地元で地味だけど無理のない生活をしていたほうが」

「でも、たまに都会の消費と違って溜まるお金で海外旅行や都会に豪勢に遊びに行ったら?」

……「いいよな」「多分これが王道だろう」

と思っています。

 

OK?若い人。キミたちは、東京にいたがる。大阪にいたがる。このブログを読んで理解できる人は少しです。つまり、私が言ったことを今すぐ実践したら……あなたは「人生のトラップ」にひっかからず、生き残り、本当に豊かで幸せな生活をゲットできる……ということです。