読者で、移住先の中古住宅、新築でもいいですが、不動産を買おうと考えて動いている人に大事なポイントをお伝えします。
ほとんどの人は、不動産に素人です。そして、不動産業界はあなたが思っている想像をはるかに超えた「山師」の世界です。私への移住相談、ふだんの相談でもほとんどの人が不動産屋にだまされて「転がされて」います。
この動画を2本、見て、自分がひっかかってないか?確認してみてください。
【失敗しない土地選び】一級建築士は避けます!家を建てるのはやめたほうが良い土地5選 - YouTube
【住宅業界の裏側】騙されやすい人、失敗しやすい人、損する人の特徴!! - YouTube
■不動産屋の見分け方
基本的に不動産屋は「自分に都合がいいこと」しかお客に言いません。物件について不利なこと、お客様にとって大事でも言ったことによって商談がつぶれることは言いません。
だから、自分が不動産について知識ノウハウを得て、あるいはコンサルタントや識者にちゃんとコンサルティング料を払って指南を受けて買う方が間違いはないです。
もちろん、その連中が信頼できるか?もありますけど。
私に相談している家族は幸いでした。私も病気療養中なんで遠隔で全国の読者の相談・アドバイスをしています。この作業はすごく、くたびれるので、大人数できません。
一番頼りにすべき不動産屋が詐欺師ばかりなので、私が相談者のため防衛アドバイスをしています。「見分け方、見抜き方」……残念ながら世間の人でこれだけやれる人はほとんどいないです。
私にはあらゆる知識、教養があるので、不動産についても相当な指南ができます。おかげで、みなさま、タコ業者、タコ物件を食わされずよけて済んでいます。
私の知識・ノウハウの中で、ちょっとみなさんに「これぐらいは知っておいてから私に相談してね」という「基本的なレベル」をお伝えします。それでも書いたら……けっこう、マトリックスみたいに、どどどっと長くなるね。これでもホンの触りです。
つきあう業者の見分け方で一番簡単なのは「県知事登録の番号」です。
不動産業の認可は2つあって5年ごとに1増えていきます。国交省(1)だと、マンションデベロッパーとかが多いです。県をまたがる営業が多いので。
さて、たいていの街の業者の「県知事認可」ですが私個人の判断基準では
「都(1)(2)」とか、番号が少ない不動産業はヤクザ系が多いです。信頼性はないのでその程度の認識でつきあいます」
実際、つきあっても(1)(2)だとイマイチです。(3)(4)と重ねていくとやっぱ仕事の安心感が違います。
「都(9)とかだと、地元で長いわけで、まあまあマトモ」40年選手ですよね。
■新米チンピラと、ベテランで何が違うのか?
不動産屋の価値は「どれだけの物件情報量を持っているか」になります。
一般的に地主や、オーナーが家を売りたい、土地を売りたいときは
「まず、身近な親族や知人にあげたり、譲ろうと」考えます。
でも、いらない、悪い土地、ダメなら「外で売ろうか」となります。
その際、地元の長い不動産屋は地元の人脈が多いので「あそこの土地売るらしいよ」という情報を「イナカ―ネット」の「噂など」で知ることがしやすい。
なぜなら、田舎は役所から店まで、集落や地元親族がやっていることが多いので、おのずと情報がまわる。
「あそこ、おじいさんが亡くなった」→イコール「相続発生」が探知される。
不動産屋の出番になる。この大事なファーストアクション時「どこの馬の骨かわからないよそ者」より「近くで人物や何やっているか前から知っている」地元のベテラン不動産のほうが「いいネタを先に得られる」わけ。
この差は大きい。
でも、新参者の落下傘の不動産屋は、その「信頼関係による情報ネットワーク」がないわけだから、どうしても「レインズ」「ネットに出回る」ネタで勝負することになる。
(1)とか(2)ぐらいの歴史が浅い不動産屋は。チンピラ系と私は呼んでいますが、結果として「流通している不動産」情報でやります。
この「ネットで流通している不動産情報」というのは、「カス物件」で。なぜなら、「いい物件は、不動産屋が察知して電話で、ちゃんと買ってくれる上客に連絡され「●●さん、あそこの土地出ますよ」って一言いうだけで、本当の金持ちや不動産が得意なオーナーは「わかった」「ちょっと見るわ」で即断即決で現金で買い取ってしまうからです。
この時点で、レインズ登録やめんどくさいファクトシート(不動産屋の物件シート)作成もへったくれもなく「電話一本」でビジネスは終わるし、相手も支払い能力は高いし、すぐゼニが得られる。
これが、不動産業として理想な「成功ルート」です。できる不動産屋はそっちに注力している。
でも、そこで売れなければ「一般市場に出す」話になってくる。
それでも、業者間で「あそこどう?」で売ってしまえば、楽。勝手がわかってるんで。
それでも、売れない「タコ」「カス」は「しょーがない、手数料払ってレインズ載せるか」となる。
レインズってあなたがネットや街の不動産屋でコンピュータ検索している画面のことです。
なので、そればっかりを(1)のような、チンピラ系の不動産屋は客に出すだけだから、結果として「安かろう悪かろう」の話になる。
だから、あなたが不動産屋とつきあうときは、本当は「地元の長年やっている不動産屋」にコネクトして、さらに情報量を広げるためチンピラ系も使うぐらいならいいが、すべてをチンピラ系に入れ込んだら……ダメだということです。
■チンピラ系はダメか?
いや、ダメではなく「使い方」です。チンピラ系の不動産屋は「フットワークが軽く」「ハードな条件を提示」しても「しがみついて実現してくれる」という「道具としてはいい」んです。
「おら、敷金半額にしてよ」
「こんな、クリーニング代、いらないでしょ。外して」
とか……不動産というのはそういうエグイ交渉が多いんですが、いい人だと言いづらいじゃないですか?
「総額50万円でいいと言ったんだから、50万円でおさめてよ」
こういう場合、チンピラ系の不動産屋は「オッス。わかりました」「はい、やりました。契約してください」
ってやっちゃうことが多いんで……。とにかく、ハイエナのように売上取りたいから。
そういう点では、使えるんですよ。
わかった?「●●とハサミは使いよう」
でも、あんまり言ってると、ハムスターの着ぐるみ脱いで、突然オオカミが出現して化けの皮がはがれて恐ろしいことになるので……やりすぎないように(笑)
■物件は見つけたら「まずダッシュで見に行け」
それで、まあ、ネットでもチラシだろうが、不動産屋に行って検索で「いいな?」と思ったら、まず、あなたがすべきことは「万難を排して物件を見に行く」ことです。
このダッシュ力が大事。「来週」「来月」……あすなろは……ダメ。
なぜなら、売れてしまう。
特に、いい物件はあなたが「いい」と思った時、シンクロして別の人も「いい」と思っているからです。
私もかつて、東京の不動産を業者と探索している時、自分の内見のあと、数分で別の客が見に来てとられたことが何度もあります。
「これいいね、聞いてみて下さい」と業者に頼んで、業者がダッシュで電話してくれても「先ほどとられました」って何度もあるんです。
賃貸でもそうですけど、大家、家主が内見許可してくれたら速攻で見に行く。
たとえ、内見できなくても外だけでも確認してくる。その時点でも街の雰囲気、外装、ベランダの雰囲気、郵便受け、ゴミ集積場の様子の汚さなど判別できることは多々あります。
■物件は、雨と晴れ、2回見に行くのがベスト
物件を内見するとき、つい「天気がいい日」を選ぶと思います。でも、自分が住むんですよね?あなたが知るべきは「その土地が最悪な場面の時どうなるか?」です。
つまり、雨の日、大雨に見に行けるなら、くれぐれも災害に逢わぬようには注意してくださいね。逆に物件を公道から眺める外だけでも見に行くといいです。これなら別に不動産屋関係なくいつでも行ける。
そうしたら、家にどれだけ雨が降り注いで、庭や玄関が洪水になり、目の前の側溝や道路、周囲の敷地の「水道」ができあがり、滝のようになっている……とかがわかります。
なお、空き地に見えても不動産屋が同行していないときは土地や建物「私有地」は入ってはダメです。住居不法侵入になります。土地に立ち入る、物件の門や柵を開けて入ってみたい場合、必ず不動産屋を同行してください。田んぼや畑に何気に入るのもダメですよ。農家の人とトラブルになるので。
晴れの日は、日当たり。がわかりますね。
■不動産屋に「いいようにお願いします」はダメ
基本スタンスとして、不動産屋がいい人に見えるから、トークが優しいし、親切だから……「お任せします」は絶対ダメです。
こちらで「主張」「方針」を決めて、それを通していく。間違った知識や認識の補正で経験豊かな不動産屋のアドバイスを受けてもいいけど、それは「多数のうちの1つ」でしかなく、依存したらダメ。
自分で調べる。土地の見分け方、法的な問題、契約行為、開発・建築……え?一般人はしていない……ダメなんだよね。
何もわからないアンポンタン消費者が「お金だけあるから」で動くとき……全財産が失われる。吸い取られる。それだけです。
自分の家、一生、資産として買いたい……そうみなは思い込んでいますよね。でも、
不動産学の教科書の1ページ目になんて書いてあったか?知ってます?
「不動産は一般的には買った価格より売る価格が高くなることはない」
え?そんな?いや、これホントなんです。
あなたが、不動産業者、マンションデベから買うなら。まずそうなる。
そ、そんな、じゃあ、不動産業で稼ぐ人は?どうなのよ?真実はこういうことです。
「自分で不動産ビジネスの知識を勉強し、人が買わない見向きもしない二束三文の土地をゲロ安で買いたたいてリメイクして人に貸したり売ったりすれば、利益が出せる」
自分で不動産屋や専門家を使いこなす人……なら、不動産で利益を得ることはできます。
でも、これができるようになるには「日本海溝より深い、不動産ビジネスの闇」を理解して、殺されないように歩かないと……あなたは消されます。
なので、普通の市民が、ノーテンキに生きて不動産を売ったり買ったりしたいのであれば、適切な不動産業者ぐらい程度は自分でチョイスし、専門家の助言とアドバイスを得ながら「あんまり欲張らず」やれば……いいということです。