武田学校

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水ためろ

熱海の土石流で、被災者の人が困ったのは「水」だった。

自宅に残ったり、自宅で生活している人も多いのだが「水が出ない」。7月3日の土石流事件の発生で、いったん熱海市は数百軒が断水した。

1か月以上が経過した、今現在、

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静岡県発表の熱海土石流被災者の水道復旧状況(8月17日)

……100軒が水が相変わらず出ない。この100軒が跡形もなく消滅している可能性もあるが、こういうことなのだ。

だから、自前で「飲める安全な水」を持っておくことは、かなり重要だ。

 

■行政の給水はあてにならない

それで、災害時は市や自衛隊給水車を毎日出すと思うけど、1人当たりの割り当てはせいぜい2リットルだろう。

 

でも、成人男性の1日必要な水は4リットルとされている。実は最初から足りない。

ちょっと、どれぐらいいるか?計算してみようか。

 

1.毎日脱水症にならないため、飲むべき水……2リットル

2.ご飯1食1合たくのに必要な水200ミリリットル×3回=600ミリリットル

3.歯をみがく水……500ミリリットル

 すでに3.2リットル。給水割り当てオーバー。

 

こういう飲み水は、500ミリリットルなどのペットボトルの水が「安全」「細かく使える」のでいい。タンク式は人数がいる家庭ならありだろう。 

 4.トイレで流す水、1回4リットル×3回トイレとして12リットル

トータル1人が生活するのに1日で15リットルいる。

……まるで足らないことに気づくだろう。

これには、シャワーや洗濯が入っていない。ちなみに参考までに

ポータブルシャワーで全身や頭洗う……20リットル

小さな洗濯機で洗濯する……20~40リットル

恐ろしい光景が見えてくる。

 

特に、家の水洗トイレが機能するなら、トイレにバケツで水を流せば使用できるが、その水があるのか?となる。

 

もし、家族に、女性がいたら「死活問題」になるのだ。男1人なら「立ちション」で逃げてもいいが。

 

なので、私は「トイレを流したり、軽い洗い物や洗濯に使える雨水をためておけ」と言っている。安くて便利なのは、ビニールプール。空気無しで水が300リットル溜まる。 

 こういうのを、ベランダや、庭において、雨どいの水を流してためておく。ボウフラがわかないように、メダカを入れておくといい。メダカはタフなので。

 

■メダカを入れる理由

なぜ?魚を入れるの?……金魚やコイは糞を出しまくるので水が汚れやすい。だが、メダカは小さいのと、汚かったり、水量が少なくても「結構生きる」タフなのだ。

おまけにボウフラの捕食率はナンバー1である。ボウフラがいなくなる。

さらに「魚が住める水」は「人間にも安全」という証明になるのだ。

わかった?

だてにお遊びでメダカを飼っているのではない。深い思考と計算の上生まれたアイデアである。

エアポンプは……しかもいらない。電気も食わないから……最高である。安くて簡単なのにパフォーマンスいいのでこの動画をみてまねしてみてほしい。

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