今の時代、家で大画面テレビで映画をみたら映画館無理して行く必要はない。
さらに、過去の映画もデジタルリマスターでクリアで鮮明な映像で見れるのがすごい。
ここのところ、大林宜彦の映画にはまってる。
最初は「なんか、退屈だなあ」という展開が多い、まったく、ゆるいのだけど、それで眠らせることなく突然展開が変わって「なんともいえない」「心の温かみ」を感じて「よかったなあ」と思う映画が多いです。
そして、観終わった後も、ずっと、なんかノスタルジックな思い出のように気分よくこだましているんです。
「心の遠赤外線」みたいです。大林監督の映画は。
今の映画はVFXやらリアリティばかりはすごいけど、ストーリーもそうだけど全然、感動と言うか、観て幸せになる映画がなさすぎ。
その点、大林映画の尾道3部作、新尾道3部作は、なんともいえない気持ちよさ、心地よさが持続する点でいいです。
今回は「ふたり」を観たのですが、これも賞賛の声が多いですね。いやあ、150分だから退屈かと思ったけど、結局最後まで見ちゃうし、なんか涙出ちゃったよ。
ただ見ているだけで、温かい気持ちになって感動するっていう映画です。
ロケーションは尾道です。大林さんの趣味だろう、なんとなくセンスがいい一戸建ての住宅。ちょっとヨーロピアン。
そこで暮らすサラリーマンのお父さんの4人家族。仲良かった2人姉妹の姉が、妹の目の前で事故で死んでしまう。
お母さんが、上品で、不釣り合いな具合ですが、いいですね。こういうお母さんが家にいたらいいなと思います。
ただ、かわいい姉の死で母親はメンタル逝ってしまう。
ある日、妹のかたわらに、死んだ姉が出てきて、彼女にアドバイスをして導くようになる。結果、妹は高校生なんですが3年間を通して成長していく。姉のボーイフレンドとも恋愛するようになる。
そんな中、優しかったお父さんは、メンタル逝ったお母さんを裏切って出張先で愛人を作っていた。その愛人が家に押しかけてきて修羅場になる。
妹が母親に「いいの、いなさい」と一緒に愛人と対峙する。
もう、ハラハラですね。こりゃ、ふつうは娘には見せたくないですね。
結果として「できた母」がひたすら頭を下げて、愛人に引き取ってもらう。
「もう、彼とは別れます」言い残して帰る愛人。
帰る愛人を追いかけていく父親。
妹はその光景で、父親を刺し殺そうと激怒します。
その姿を見た姉の霊は、最後の自分の力を使って妹に「ミラクル」を起こします。
妹が短剣を持って居間で考え事をしている父親の背後に立って振り下ろそうとした時、突然、母親が出てきて父親と、またもとのように笑顔で仲直りしてお互い仲良く話し出すのです。
夫婦の危機が目の前で去り、妹は短剣を持つ手を放します。
でも、もう姉は妹と会えなくなりました。
今まで毎日のように現れていた姉が消えます。
姉はあの世に戻り成仏したわけです。妹はもう前みたいに姉と話せません。姉は自分を犠牲にして妹を守ったわけです。
3年後、妹は高校を卒業し姉との思い出を小説に書きだします。そこで映画は終わります。
原作は赤川次郎ですが、この「ふたり」はテレビドラマとか何度も映像化されたようです。でも、たぶん、この大林宜彦が最初の映画化が最初で最後のベストになると思います。
■旦那が不倫したら妻はどうすればいいか?
私は、神託相談で全国の老若男女の人生相談をもう10年ぐらいやっています。
そのなかで、時折あるのが「不倫」の相談です。
「旦那と、今の彼氏とどっちがいいか、みてもらえますか」
という、仰天するような相談が不倫している妻の女性からきます。なかなかこわいですね。女性は。
で、そもそも、不倫自体を神様にジャッジしてもらうのは「ムリ」だと思いますけど、
どうしても神様に、旦那と彼氏のどちらがいいか?聞いてほしいと言います。
しかたなく、神社に伺うのですが、問うても、神様は
「否」
と文字を私に返します。
あと、人物鑑定もしますが、これが面白くて100%今の旦那のほうが「いい」と出ます。不倫相手の男は妻にとっては最悪な相性だと出ることが多い。
それで、逆に旦那が妻を裏切って他の愛人の女をつくった場合ですが、これも妻からの相談で多いです。
「ダンナが、子供が寝たら愛人のもとに行こうとするんです。そうしたら、子供たちが目覚めて泣き出すんです」
奥さんからの悲痛なメールが私に届きます。
そう、お子さんは魂が、ダンナさんと妻両方につながってますので、ダンナさんが抜き足さし足で寝静まった子供を差し置いて愛人の所に行こうとしても「超能力」で察知して泣き出すわけです。
「お父さんやめて」……こどもは叫んでいます。魂が割れそうなぐらいひどい行為だと思ってください。
ということなので、裏切られた妻の第一挙動は「こんな旦那離婚だ」となるのです。
でも、私はその時「絶対離婚しないでください」と言います。
理由があります。弁護士使えば離婚は簡単にできます。でも、弁護士は夫婦を助けません。報酬もらうだけです。
ダンナを不倫が原因で切ってしまうと、子供がいた場合は、子供の魂が「引き裂かれ」ます。妻のあなたは、すっきりするかもしれないけど、子供は死にます。魂が。
それは、女の子の場合はヘタレでも父親と魂がつながっていますので、高校生ぐらいからおかしくなって、20代、30代では売春とか風俗に落ちたり、精神崩壊することが多いんです。私はそうやって魂が壊れた若い女性の相談をいっぱい受けてきました。
だから、そういう娘さんをこれ以上、社会に製造してほしくないのです。
では、「そんな、じゃあ、どうすればいいのですか?」
と奥さんに言われますが
「まず、やってはいけないのは、スマホの盗聴やSNSを調べたり夫と浮気相手のことを知ろうとしないことです」
これが鉄則です。なぜかというと、知ると怒りが増え殺意が生まれる。
でも正直、知っても、知らなくても「結果」には関係ない。「結果」とはなんですか?
「それは、元通り夫とあなたの夫婦関係を修復する」という結果です。
誰だって、そうなれたら……いいですよね。
そのためには、北朝鮮の外交と一緒なんですけど「相手を追い詰めない」ことです。
実は、今は夫婦の不倫は簡単に離婚が多いんですが、明治とか昔は「男は妾(めかけ)いて当たり前」の時代でした。ひどいですけど。
金持ちや社長、政治家でも「愛人2人、3人いて当たり前」でした。
そうやって「本妻の子」「愛人の子」で活躍している政治家、実業界の大物……多いですよ。あなたも知ってる人で……います。
その際、本妻なんですが「山は動かず」の武田信玄で、離婚を切り出さず「ずうずうしく」「本妻の地位を愛人に譲らず」ダンナの浮気を容認していました。
え?と思いますよね。なんと明治、昭和のころは、旦那の愛人の「生活の面倒」を本妻がダンナの死後もするという家すらあって、変な話なんですが「本妻と愛人が共存」という世界でした。
まあ、今の日本社会では、受け入れられないと思いますが、それでも「本妻」は自分から離婚を切り出さず、どんとかまえていたほうがいいです。
浮気した夫がごまかしたり、ばれても「知らんふり」して、むしろ愛人から本妻に戻ってくるように仕向けたほうがいいのです。
どうすればいいかというと、私は、浮気している両者を知ってますから、相互の事情とか気持ちがわかるわけです。
ダンナが本妻から「逃げ出して」いる、その原因は本妻にある。
だから、本妻が自分を変えていくと、旦那は愛人から本妻の「ホーム」に戻ってくるのです。
たとえば「ちゃんと夕食とかきちんとおいしく作ってあげてください」とアドバイスします。
黙々と、淡々とやる。
実は、恋愛というのは「2年ぐらいが賞味期限」。そこから別れやすい。
なので、不倫の場合も「長期間の持続」は実は難しいんです。どうしても壊れていく。
そこを利用すればいい。つまり本妻が何食わぬ顔をしていれば、ダンナと愛人が勝手に向こう側で「ケンカ」「トラブル」で分かれて関係が壊れることが多い。
そうした時に、ダンナが「やっぱり妻がよかったんだ」と「気づかせる」ことなんです。そうして、戻ってきたときに温かく迎えれば「悪いことをした」と本人が自覚する。
だから、こうしたほうが離婚もしないでいいし、精神的にも逆によくなる。
離婚すれば弁護士は儲かる。でも、二人はボロボロになる。慰謝料の泥仕合。ましてや子供がいたら子供がおかしくなる。犯罪や非行、売春に走るようになる。
精神が壊れた子供が大人になってから「破裂」する現象を私は何度も観てきた。
その救済でどれだけ大変か。
ということで、お子様がいる場合は、絶対離婚しないでくださいね。