それは「自転車」です。理由としては
「自転車は一回事故を起こしたり、まきこまれると、とんでもないことになる」
実際、私が知っている話を読者にお伝えします。
知人の女性が正月早々、顔が暗い。
「どうしたんですか?」
「実は、事故にまきこまれて」
「え?どういう事故?」
「自分が自転車で道路を走っていて、うっかり赤信号を無視して横断歩道を渡ったんです。そうしたら、やってきたスクーターの人が急ブレーキを数十メートル前ふんで転倒しスピンしてしまったんです。」
「えー、そういうことあるんだね」
「当然ながら警察の事故現場の調査で、私が悪いので、ご迷惑をおかけした男性の方に示談に応じることになりました。」
彼女としてはマジメに誠実に対応したのだったが……これがヤバかった。
「男性は高級なスクーターが壊れて50万円修理代かかると。それで応じました。」
「弁護士とか保険会社使わなかったんだ」
彼女は自転車保険すら入っていなかった。もっとも、自転車ってそういう場合のフォローあるのかな?
「ところが、実は、その方は私の住んでいる近くにもともと住んでいる人だったんです。それである日、行きつけのスーパーで男性の家族ごと出会ってしまい」
そりゃ、まずいね。
「もっと、出してくれ。って店で男性と家族らにその場で取り囲まれて大声で言われて。もう、恥ずかしいやらどうしようもないシチューエーションで、さらに増額に応じるしかなくて。派遣でいくら稼いでもお金が……」
……わかりましたでしょうか。自動車事故と違って自転車の場合、こんなに「ヤバい」展開になるのです。
それにしても、この事故って「非接触」なんです。赤信号を無視して交差点を渡った女性の自転車をよけようとしてバイクが遠くでスリップ事故を起こしてしまう……ぶつかってもいないのに事故が成立してしまった。
でも、今日も街を走ると「ふらふら、なめた態度」「スマホを見ながら」自転車を運転しているオッチャン、オバはん、中高生をみます。
この人たちは「自分が一度自転車で事故ったら急転直下で人生が終わる」ことを理解していない「アホ」です。
私はこのケースを知ってから、自転車は一切使わないし、持ってもいません。
でも、無知な市民が大量に今日も自転車に乗って、街を走り回っています。
あなたのお子さんも、息子・娘さんも……