武田学校

IQ800の武田校長の頭の中の広大な知的宇宙を一緒に旅するサイト

災害時、車中泊・キャンピングカー避難の人に大事なポイント

3.11で被災した人の「生々しい真実」車中泊やキャンピングカーで避難する人は知っておくべき。

www.youtube.com

とにかく

1.60代以上「老人」やばいやばい。近寄るな。関わるな。うざくてサイテー

2.毎日温かい飲み物飲めないと「気が狂っておかしい人が続出する」

→ソーラーバッテリーと家電が必須だということ

3.行政の避難所、大量の人で、雰囲気も異常行動者も続出。行かないほうがいい。

4.自分で孤立して静かに生き延びろ

5.避難所や避難場所で火を使うな。アホが火事や爆発事故を起こして避難所が使えなくなる悲劇が続出。

これ……RVパークやキャンプ場、道の駅でも起きそう

 

 

武田式アクアポニクスバケツ運用「日々の管理」水槽部分

1.水温管理

目安として「外気に連動して1度ぐらい下がる程度」

なので、車内が32℃なら水温もそれぐらい上がってくる。

魚やエビの限界温度は経験上「32℃」

でも、これも「ずっとはムリ」である。いいとこ29℃以下に調整しておく。

なお、10℃を下回ると魚は冬眠状態で動かなくなり、エサを食べない。冬の時期(11月後半から2月ぐらいまで)はエサをあげてもバクテリアも分解が遅いのでエサをあげないほうがいい。バクテリアによる排水処理を期待するなら冬期はUSBヒーターで水槽の水を温める工夫が必要になるだろう。

 

今回バケツ運用を始めて外に置きっぱなしで15℃程度の気温で水温も低かったが、晴天時に一気に29.5℃まで上がる日があった。そうしたら結果として金魚が「尾腐れ病」に2日もせず発症して死んでしまった。

 

尾腐れ病は原因として「魚の免疫低下」「激しい温度差」などで生じるので、それが水槽内で起きてしまった。

 

原因を考察したが

1.14℃もの温度差が生じ水槽内のバクテリアが排水の不栄養分を消化して繁殖が活発化した。

2.水温が低い時に、金魚2匹、メダカ4匹、エビ2匹、貝を数個入れていたので19リットルの水量で生存要件の8匹を超えていた。

 

今回、金魚2匹が死に、メダカも1匹死んでしまった。だが残りのメダカ3匹とエビや貝は生きていた。メダカと金魚の大きさも生存に関係しており、大きい魚は大量のエサと酸素を消費するので小さいメダカより死にやすい

 

バクテリアは魚と違って見えないが「多量になれば」「多量に酸素を消費」してしまう。

今回ギャレーとアクアポニクスバケツは「生活排水処理」がメインにあるので、水質の富栄養化はハンパないことも予想される。

 

なので「水槽は日陰におく」「車内の日陰側に置く」などの運用でしのぐことはできる。水温計で水温を時々把握しておくことは必要である。

ただ、真っ暗だと「日光がないことによるビタミンD不足」で魚の免疫が下がるので「適度な日照」も必要

 

2.水質管理

見た目で「水がつやつや透明」なら「バクテリアや生物浄化がうまく回っている」ことになる。この状態の水はろ過して透明化し、煮沸あるいはオゾン殺菌処理をすると飲料することがほぼ可能と結論している。科学的に可能か検証した動画がこれである。大事な実験をしているので見ておいてほしい。

youtu.be

 

■水が白や茶色で濁っている時

原因はUSBポンプが止まっていたり、目詰まりして水量が出ていないときに起きやすい。もし、水が白や茶色で濁って見えない感じなら「水を入れ替えて」しまうのも手だが、今回は閉鎖系で排水を循環して再利用するので「酸素不足」を解消するにはポンプの水循環を勢いつけて水に室内や外気の酸素が溶け込むようにすれば解消が期待できる。

無理なら水替えである。

 

3.水草・藻・コケの管理

水草、藻、コケ……いずれも植物が水中の汚水をバクテリアが分解吸収してリンなどの栄養素にして成長するので放置でいいが、どんどん増えて水槽がいっぱいになる。そうしたら切って取り出して魚が泳ぎやすいようにすればいい。

 

アナカリスは、生えているものをハサミで数センチ程度切断し、茎と葉だけ浮かせていても再生して増える。便利。漂った状態から自動的に根を出し底の砂や砂利に食い込んで根を張る。入れっぱなしで楽な水草である。

 

さらに水草は「魚が食べたり、切れて減ると、再度繁殖するがその際に水中の不栄養分を吸収して育つ」ため、実は「増えたら減らして」を繰り返す方が水の浄化に貢献する

 

これは「コケ」も同様で、水槽にへばりついたコケも、貝が食べて「減らす」「また増える」時に水中の不栄養分を吸収処理してくれるわけで

「増えては減る」循環が必要だということである。

なので、成長した草やコケを放置するよりは、サイクル的に刈り取り、また増やす方が……いい。

 

4.エサ

基本「タンパク質」を食べると思えばいい。あと「口のサイズに合う大きさ」にすればいい。

つまり

「動物性たんぱく質」……昆虫や肉の破片

「植物性たんぱく質」……小麦粉や米などの穀物など

 

メダカも姉金程度も口が小さいので「ゴマすり器」みたいなものでかけらを砕いて与えるといい。

ギャレーを上に設置して洗い物をした場合、ほとんどの「調理で生じた残さい」は水槽に流し込んでも処理可能である。ただ「量」が大事で、多すぎたら魚たちの処理能力を超えてしまうので、「適度」に投入する配慮が必要だ。

 

■虫はどういうものを食べるか?

・幼虫やボウフラ

・アリやコバエなどの小さな虫

コイだと大きな虫は全部食べる。なので、池に大きなコイを買うと「害虫何でも食べてくれる」すごいバイオ掃除になる。特にコイがゴキブリを食べることは有名で、中国では大規模なコイ科の池をつくりそこに「ゴキブリを大量飼育」して生ごみを食べさせ、逃げたゴキブリは池のコイが食べるシステムをつくっている。

 

■投入して大丈夫だったもの

(洗剤使わない洗い物)

1.食洗器で調理器具や食器を洗剤なしで洗浄した排水

2.洗濯機で水やお湯だけで洗浄した洗濯排水

3.パンくず、ご飯つぶ、野菜くずの破片

4.ジェットウォッシャーで洗浄した歯磨きの汚水

5.少量のコーヒーの排水

6.植物油の混じった排水

 

■水槽に投入したらまずいもの

・歯磨き粉(実験していないのでなんともいえない)

・殺虫剤

・シャンプーやせっけん(実験したらだいじょうぶかもしれないが、現時点ではNG)

・塩素系漂白剤

・泡が出る洗剤

・濃い塩水(薄い物はだいじょうぶ)

・エンジンオイルなど機械油

・塩酸や強アルカリ物質や液体

・熱湯(冷まして入れる)

・コーヒー(少ないならいいがカフェインがもろあるので)

 

目安としては「それ、自分が飲んでもだいじょうぶか?」で考えるとよい。

魚が生きられる環境は人間も生きられる。

そうすれば、何を投入したらいいか?悪いか?その場でわかるだろう。

 

5.メダカやエビを繁殖させて増やしたい場合

5月~7月ぐらいまでメダカは活発に卵を産んで稚魚がふ化する。だが、水槽レベルだと狭いため、稚魚はほとんど成魚などに食べられると思う。

その場合は、卵をうませる浮き「台所の粗めのスポンジを切ってフロート足にして浮かせる」ものや水草に透明で小さな粒の卵をからみつくようにし、卵を発見したら隔離して水だけの水槽に入れておけばふ化すると思う。

 

もし、メダカを増やしたければ水槽よりは「広い池」をつくってそこに入れておいた方がいい。メダカの卵が付着するのはアナカリスのような藻でもいいが、実は卵は底に落ちても食べられなければふ化する。なので、大事なのは「圧倒的な広さ」で成魚が稚魚を食べづらい「距離」を作りだせば放置で勝手に増える。

エビも同様なので、狭い水槽だと、かわいいチビエビが生まれてもなかなか大きくなる前まで生き延びるかは怪しい。

池の広さは私が運用しているプール池(120㎝四方)ぐらいあるといいかもしれない。

 

貝は透明なゼリー状の卵のコロニーをいたるところにつけてどんどん増えるので放置で十分。

 

6.水替えは必要か

基本的に生物浄化が問題なければ水替えは必要なく、足し水で半永久的に運用できる。

つまり、蛇口からろ過した水を生活用水として再利用して、再度水を上から投入していれば蒸発や損失分以外の水は排水を原水として無限に得られることになる。

 

7.USBポンプはソーラーバッテリーシステムで自家発電だけでずっと回しっぱなしができるか?

USBポンプは5Vで3Wの電力消費なので流れる電流は0.6A程度である。テストの結果ソーラーバッテリーシステムで80Wのパネルと40B19(29Ah)の自動車バッテリーの最低限のセットで無停電24時間365日稼働が可能であった。

なので、キャンプ・車中泊生活でも負担を感じず使用することができる。

80Wのソーラーパネルは1日80Whの発電を期待でき、いっぽうでUSBポンプは24時間で72Whなので発電量が常時上回るので連続使用が可能である。

 

8.生物浄化の速度

実験では、濁った洗濯廃液を投入して6時間ぐらいで「透明」になった。これは次の現象が起きたことが考えられる。

(1)水中の汚染物質が「汚れた色」を出しているが、沈殿した。

(2)水中のたんぱく質など有機物汚れの物質が水中のバクテリアに捕食された。

実験動画はこれである。

www.youtube.com

なお、水中のバクテリアが食べるスピードは「入れたら瞬間的に早い」ので、実は緩速ろ過といっても関係なく、水中のバクテリア濃度と酸素濃度で処理性能は決まると思う。

 

 

武田式アクアポニクスバケツ基本「作り方」

車内や孤立した施設で生活排水を驚くほど低エネルギーで自前で浄化・再利用できる武田式アクアポニクスバケツの作り方を書いておく。自己責任で。

なお、アクアポニクス栽培ユニットについては別に解説する。これは最低限あったほうがいい構成の基本部分。

 

1.容器

水槽になる部分。水が取り出しやすい蛇口などがついたバケツやジャグがいいだろう。

DIYできる人は水槽に穴を開けてコーキングして蛇口を取り付けるのもありだ。

私が検討してベストにしているのは以下。19L入る。重さで19キロということになる。

やたら大きい容器にすると持てないほど重たくなるので注意。家で固定して運用する人はデカ水槽でもあり。

少しブルーがかってるけど水を入れたら中まで透き通って見えるので魚や貝の鑑賞は十分できる。上のふたのパッキンで水もれも止めるので車載用にいい。

 

2.フィルター素材

実験動画やアクアリウムだと「グラスウール」使っているが、私の研究結果では以下がベストで十分なので以下でやるといい。

 

「底面フィルター」としてバケツの底にフィルター代わりに敷き詰める。この素材、目の粗さは重要である。さまざまな素材を検証した結果、ダイソーで買えるマイクロファイバーがろ過スピードやろ過性能的に良かった。しかも安い

20㎝~30㎝四方の「マイクロファイバー」の「ふきん」「ぞうきん」「タオル」などを「4枚重ね」するといい。1枚だと水槽に漂う不純物が少し出てくる。2~4枚重ねの層にするとほぼ出てこない。自分でいろいろ試してみるといい。私はとりあえず4枚にしている。

底面の蛇口部分が完全に覆って、水槽内のゴミなどが入らないようにすること。いったん濡らして敷き詰めるとやりやすい。

「ぞうきん」よりは「ふきん」「タオル」で「中に縫い目やモザイクがない」ほうがいい。その部分が粗くなるのでフィルターとして弱くなるからだ。

 

3.USBポンプ(エアレーション)

水槽内に「水流」を作ることが大事。ポンプでかき回さないと水が腐る。

アマゾンで買えるUSBポンプが一番安くて効率がいい。省電力。USBで3W程度。ソーラーバッテリーとの相性もいい。(ソーラーチャージコントローラーにUSBがついている機種を選ぶとそこから電源がとれて便利)

家庭でUSBポンプ使う場合は、ダイソーなどで買える「USB充電コンセント」などを利用すると便利。LED照明を使うなら2つUSBコンセント持つとあとあといいだろう。

ポンプからホースがいるけど、これがいい。USBポンプには内径8㎜のゴムホースがはまる。なお、ダイソーで買える「タピオカ用ストロー」でもつなげられるので噴水のように噴き出す程度に使うならそれでもいける。要は8㎜の内側口径のパイプやホースをなんか選べばいい

■USBポンプの設置のしかたの注意

「水中にそのまま置くと」「藻が吸い込まれ目詰まり故障」する。

USBポンプは簡単にばらせるので中につまった藻をとればいいが、それを繰り返していると本当に壊れてしまう。(1年ずっと24時間使い続けて2年目で壊れることも多い)

なのでUSBポンプは予備も持っておくといい。

USBポンプを「ナイロンネット」「網目のケース」で覆って、水中の藻などのゴミが吸い込まれない工夫が必要である。自分はこうしている。

USBポンプをゴミ吸い込みから守る方法(例)

プラスチックのカップなどを流用して「カバー」をつくり、下側を砂に埋める。すると底面フィルターでこされたゴミがない水だけをUSBポンプが吸い取れる。もちろん、USBポンプ自体を「かご」で覆うのもありだ。

 

4.砂利や砂

マイクロファイバーだけでは水を入れると浮き上がるので「重し」が必要。景観も兼ねて砂や砂利をお好みの色で入れて水槽らしくするといい。うちは川にあるような砂・砂利を使っている。重しになる程度の厚さ1~2㎝程度敷いている。藻なども根を張るため砂や砂利はあるといい。

 

5.魚・水生物

メダカが最強。可能ならコイ。コストが安いのはフナの形をした姉金みたいな金魚。あと貝。余興でエビを飼うのもいい。水槽を見ているだけで心が和むだろう。魚などはペットショップや自然の川や池が近くになくても通販で買える便利な時代。

 

メダカ……水道水でOK。環境変化にも強くタフで、ボウフラを全滅させる。コバエ程度は入れると食べてくれる。

コイ……水道水でOK。環境変化にも強くタフで、大きなコイは「ゴキブリ」を食べてしまう。30㎝の巨大なのは入らないから10㎝の小さい方がいいだろう。

 

金魚……姉金などの動きが早いタイプがいい。観賞用の金魚でもいいが、バイオ処理的に優秀かは?値段も考えると疑問だ。金魚も1年ぐらいでコイみたいに巨大化する。

金魚 姉金10匹【こだわりの生体をお届けします 名生園】

金魚 姉金10匹【こだわりの生体をお届けします 名生園】

  • こだわりの生体をお届けします 名生園
Amazon

 

……アクアリウムでは敬遠される「アラマキガイ」スネールで十分。高価なタニシはお好みでいいが、アラマキガイ、カワニナなどは「強食」なので野菜くずや、紙すらバリバリ食べて分解してくれる水槽の掃除人として重宝。ただ魚と同じく酸素を消費するので大量に入れたらいいわけでもない。川や池があればいるかもしれないが、都会の人は通販でも買えちゃうよ。

 

エビ……死にやすいが、かわいいので予算や好きな人は飼うといい。エビは何でも食べるので貝と同じく掃除人。

ミナミヌマエビは、水槽のコケ、藻を食べるので水槽表面がきれいになる。数匹でいい

多いと酸欠になる。エビも立派に酸素を消費するからだ。動きもファンタスティックで見ているだけでかわいいエビだ。

スジエビは狂暴肉食で、床をはう。エビエビしているが、メダカの子や貝を食べているという可能性もあるので、あんま飼わないほうがいいかも。

ヤマトヌマエビは高価だけどいいかもね。でもミナミヌマエビで十分だよ。

 

6.藻

汚染浄化に役立つのは「アナカリス」が最強。生殖力が強く自然界では厄介者だが、バイオメデレーション的には安くて強くて処理能力が高いので重宝。池や川に大量に繁殖しているし、ペットショップや通販でも買える。ただ、ペットショップのものは「農薬」が使われているので水槽が死ぬ可能性が高く、なるべく自然界のものを得たほうがいい。

数値的に浄化能力が高いのはマツモで、値段が高いがこれもいい。

あと、浮草も面白い。これは毎日のようにどんどん増える。水中の栄養分を吸収して光合成する。増えたら回収して、乾かして粉にすると魚のえさにもなるし、これ自体も実はビタミン・葉緑素が豊富な健康食品だったりする。

最悪の場合、浮草を食べるということも……ありだ。種類によって食べられないものもあるかもしれないので銘柄で調べてからにしてください。

■バケツでの飼育数の目安

メダカ、金魚1匹で2リットルといわれるので、19リットル満水で8匹は飼える。貝やエビもその数に入れたほうがいいので「家族構成」はそれを目安に決めるといい。

 

7.水

メダカやコイはタフなので、水道水でも実はだいじょうぶ。水替えや追加も水道水が入ってもあんまり問題ない。ただ貝やエビはやられるかもしれないので注意

でも、心配ならバケツに水道水を入れて「1日」ぐらいベランダや日光が当たる所に置いておくだけでカルキがとぶ。急ぎたければ市販のカルキ抜きを使えばいい。ダイソーにも安くある。

ベストなのは「魚が住んでいる池や川の水」をくんで使うことである。これならすぐ使える。井戸水はそのまま使える。

なお、ギャレーを置いて排水を水槽で処理する場合「洗剤」「薬品」がない洗浄方法でやること。泡が立つ洗剤や漂白剤は厳禁。

 

8.水温計

あると便利。水質管理の目安になる。デジタルも便利

これはデジタル表示でセンサーを水中に入れられ、冷蔵庫や冷凍庫、水槽でも外気でもどこでも使えて便利。私も大量に買って愛用している。

 

9.えさ

食事の食べかす、パンくずなど、人間が食べるものは基本なんでも食べる。害虫の死がい、幼虫とか、コバエの死がい(生きたのも)食べる。ボウフラも大好きで食べる。

「みみあか」「ふけ」「鼻くそ」なども食べる。※ほると人間の医学的にはよくないのでほどほどに。

野菜くずは貝が食べる。キャベツなど破片を入れると貝がとりついてむしゃむしゃ食べている。

「タンパク質」を食べるので、それを目安にするといい。

チリ紙などは貝が大好物。少し入れると貝が取り付いて分解していくのがわかる。

「こまかく砕いて」上げたほうが食べやすいので「ごますり」で私は細かくして与えている。ダイソーにある。

なので、無理して魚のえさをわざわざ買う必要はない。ただ入れすぎたら分解が追い付かず水が腐敗してしまうので、少しずつ与えること(笑)

 

車内で食洗器を動かして排水を車内で自己完結できるようになった

けっこう驚異的な話なんだけど。こういう科学的に面白いネタはみんな見ないよね。

youtu.be

キャンピングカーや車中泊の長期生活がサバイバルでは必要になるが、毎日出る生活排水をどう処理するか?私が開発した生物浄化ギャレーは日常生活の洗い物や食器洗いの排水をアクアポニクスで処理して車外に汚水を捨てず浄化リサイクルして再利用するシステムです。

 

 

こんな時期だからフィンランディア

ウクライナの戦争を毎日見ていて涙もない時に、フィンランディアヘルシンキの演奏、コーラスがこれほど響いて思わず涙出ちゃったよ。

www.youtube.com

 

48万キロ走行のエブリイはどうなるの?

強者いるね。エンジンは少し直した程度でそのまま。貨物車として人気・売れ行きもいいわけだね。

www.youtube.com

 

サバイバル講座2「食料【お米】」行政や防災士の勧める非常食は「ウソ」

■世間のウソ。防災士動画は使い物にならない。

政府は「3日分、可能なら1週間分」の食料備蓄を全国民に「推奨」はしている。

が、実際は「ウソ」結論から言うとまるでダメ。

それから「防災士」と資格はあっても、自分が実際にサバイバル経験を何もしていない「理論家」の動画、食料備蓄の勧めも「ウソ」

 

私がホント。ここからは、私の「信者」だけが「まねをすれば王道」のノウハウを教えておく。余計な揚げ足取りや、たいして自分で実践もしない人の「こうすれば?」は使い物にならないので無視。

 

■被災してから自分の生活を「ある程度」元通りにできるまでの期間

東日本大震災(2011年)2022年、10年経過しても被災者のまま抜け出せない人がいる。4万1241人

熊本大地震(2016年)6年経過しても家を再建できない人がいる。約8000人

 

■実は最高ベストな被災対応だった「熱海土石流」での行政対応

私は、2021年の熱海土石流災害を当日から被災者が住居のめどができるまで、現地被災者および、熱海市議らと連絡をとって状況を観察してきた。

 

熱海の被災者からすれば「不満」もあったのだが、これまで災害対応、サバイバル戦略を練っていた自分からすると「ずいぶん待遇がいい」と感じた。

 

まず、熱海の土石流で一瞬で家や私物を失った人は約300名。これは数十万人が同じ目にあう東南海トラフ地震よりは「はるかに少ない」人数である。

熱海の被災者が幸運だったのは「静岡県が全国でもトップクラスに裕福」な自治体だったことである。

 

この土石流事件は、行政側に「失態」がもともとあったこともあり、熱海市自体は貧しい財政だが、県が豊かなので「カネでだまらせろ」という方策をとった。

 

私は、以前から「災害時、被災者は体育館の避難所で雑魚寝でなく、旅館やホテルの借り上げをしてそこに滞在してもらう方が健康面、生活クオリティ、管理でもいい」と言ってきた。私のアイデアは長野北部地震(2011年)で実際に採用され、被災者を地元ホテルなどで滞在するスタイルが生まれた。現在では各自治体でやるようになっている。

 

熱海市はおりしものコロナ謹慎でせっかくの観光ホテルが休業状態。そこで熱海市静岡県ではホテルの一棟借りができ、そこに300名の住民を丸ごと住んでもらうことができた。

 

結果として、私の見込み通り、古い観光ホテルでボロいとはいっても、体育館や公民館の雑魚寝よりはるかに快適な「暖房完備」「個室」「バストイレ洗面所付き」「ふとんや寝具」「アメニティ」など充実した「普通のホテル暮らし」ができたのである。

しかも朝・夜の食事はホテルのバイキング、お昼は市の弁当で「まったく快適」だった。身ぐるみ失った被災者らが食うには困らなかった。

多分、東京や大阪の被災者にはまるでムリな……好待遇だった。

全国からの支援物資(おむつや生理用品や服)などもホテルのロビーで自由にもらえるように配慮され、困ったのは洗濯だけだった。これもホテルに全自動洗濯機が寄贈され、被災者はコインランドリーに行かずホテルで洗濯ができるようになった。

これが2カ月行えた。県と熱海市は2カ月の間に「次の家を決めて移住してほしい」と「エンド」を打ったのだが、住民はこの2か月でも決められない人が出た。

それでも、熱海の被災者はホテルで安心生活ができて即座に罹災証明書や住宅保険の手続きができたのである。保険会社の支払いは意外と早く発災から10日もしないで保険金が被災者の口座に振り込まれたという。これは熱海市役所の機能が破壊されずあったこと。被災者が市内のホテルに住めたことなど理想的な状態だったからである。

他の災害ではこれより時間がかかる。つまり「住宅保険のお金を得る」まででも、1週間以上かかっている。この間、被災生活が続く……3日どころではない。

簡単に1週間、10日……被災生活は過ぎる。

理想パターンの熱海の被災者で結果として3か月近くいたと思う。

1カ月の食料でも実は足りないということだ。

私が「最低半年分」という意味が分かったと思う。

災害生活では1カ月のテント・避難所生活はあっという間に過ぎるということだ。

 

それで「いくらかかった?」かなのだが、約3か月のホテル借り上げ体制で3億円ぐらいかかった。1か月1億円。

1億円÷300人=33万円が1人あたり熱海市静岡県で面倒見てくれた。

もちろん300人以外の一時的な被災者は数百人いたのでもう少し少ないが

それでも1日に直すと

33万円÷30日=1.1万円

1泊3食付きで1.1万円の面倒を熱海市静岡県は被災者に提供した。

 

これは、多分、日本の災害史上でも「まれ」「すばらしい」対応だったと私は思っている。

もう、このようないい待遇で、あなたが被災者として復旧まで暮らせることは「ない」

絶対ないと思う。そんな金額を負担できる自治体はない。

特に、被災者が千人、万人になったら無理である。

 

だから、あなたは、自分で行政に頼らなくても生きていける食料備蓄・自給体制が必要になるということである。

 

■どれだけの食料が必要になるのか

さて、あなたがどれだけの食料を備蓄しておけばいいのか?その方針を考えよう。

 

50歳男性の自分は栄養士から「1日1800カロリー」とるように指示されている。

女性や子供はこれより少なくできる。なお、ハードな戦闘を行う軍人の兵士だと2500~3000カロリー食べる必要がある。たいして運動しないレベルの自分でもこれだけいる。

すると、3食にわけると「1食600カロリー」はいる

600カロリーの食事だと「ごはん大盛1杯」「パン4枚切りの1枚」穀物として必要になる。

私が食べている白米の量は「1合」が1食となる。

1合は150g

1日3食ご飯なら

150g×3食=450g

の、白米がいる。30日として

450g×30日=13.5kg

1カ月で成人男性で13.5kgの白米の備蓄が必要になる。

6カ月だと13.5kg×6カ月=81kg

12カ月だと162kg

これは、農協や米店で販売する30kg入りの袋で約5つ。

1人30kgの巨大な袋で5つが1年分のコメとなる。これで重さだけで150kg。それでも12kg(1か月分)少ないが……

2人なら300kg

4人なら600kg

の量となる。床が丈夫な倉庫、スペースをもたないと家が壊れる。

 

■白米での備蓄は1カ月程度しかもたない

ここで「白米」だと「1カ月程度でどんどん風味が落ちる」

 

■2年はもつ玄米で備蓄するのが現状ではベスト

なので「玄米」で保持し「必要に応じて精米して食べる」ほうが備蓄期間を長くできる。玄米の場合最高2年といわれている。

 

なので、賞味・消費期限が切れる前に食べて消費して、次の遠い保存期限の食料と入れ替えていく「ローリングストック」を生活スタイルに入れて運用し、いざという時の災害発生に備えることになる。

 

もちろん、高技術で「無酸素状態」によるパッキングができるのであれば、備蓄期間は延ばせるはずだが、そのような機材、システムをあなたは持てるか?

コスト的に可能ならありだが、ないなら「別の方法」を考えて行かないといけない。

 

私は「災害時ほどいつもと同等のちゃんとした食事を得るべき」と考えている。

防災士や行政がすすめる、レトルト、缶詰、乾パンは愚の骨頂である。

それは「さまざまな問題点」があるからだ。

 

■行政や防災士のすすめる非常食は「ウソ」

このように、行政や防災士の「3日」「せいぜい1か月」なんか「ぜんぜん足りない」ことがわかる。しかも、彼らのすすめる「災害はこれが当たり前」の食料ほど「高くて効率が悪い」「長期生活に向かない」ものばかりである。

乾いた、調理前で一番容積・重さが少ないコメですら1年で大人一人135kgもいる。

パックご飯(1食200g)で用意したらその大きさと量はどうなるだろうか?

巨大なダンボール箱が家に積まれることになるだろう。

200g×3食×30日×12カ月=216kgになる。

 

■レトルト食品がダメな理由

1.火やコンロ、大量のお湯が必要となる。火災・爆発事故の原因となる。あるいは電気をバカ食いする電子レンジがいる

2.水分を含むため重たくかさばる。

3.入れていた袋が油で汚れてゴミが増える。(災害時の生ゴミは極力出さないようにしないと大変)

4.値段も高い

 

■缶詰がダメな理由

1.重たい

2.入れていた缶を洗わないといけない。→大量の水がいる。

3.空き缶のゴミが増える(再利用するならかまわないが)

4.値段も高い

 

■乾パンや非常食がダメな理由

1.値段が高い

2.のどが渇くので水がいる

3.おいしくない。飽きる→食生活のモチベーションが下がると生存率が下がる

 

■インスタントラーメンがダメな理由

1.大量の「捨てるお湯」を浪費する(1食400ml)そのお湯をわかす火・コンロを使ったり火災・爆発事故の原因となる。

2.量がかさばる

3.賞味期限が短い(3か月程度)、半年や1年は油が酸化するため難しい。

 

ちなみに一番小さい大きさと重さの玄米30kgが5袋(150kg)は

4人乗りの軽自動車で後ろの座席や荷台に積めば運転手と助手席2名で移動して運ぶことができる。だから自分の車に積んで倉庫代わりにできるレベルではある。

ただ、毎日使う車だと「燃費が悪化」する原因になるだろう。

 

また、30kgの袋は女性だと持てないと思う。男性でもぎっくり腰にならないように、ちゃんとした体制で抱えないと事故が起きる。

 

こうしたことから、うちでは「玄米を5kg程度の小分けにビニール袋で脱酸素剤で密封する」面倒をして備蓄している。これを精米機を保有してソーラーバッテリーシステムによる電力で災害の長期生活でも精米して運用できるようにしている。

www.youtube.co

この動画は初期実験段階でしていたペットボトルにあらかじめ精米した無洗米で備蓄したもの。ローリングストックで古いものを食べては詰め直していた。このぐらいでも生活に問題ないレベルのクオリティは確保できた。ペットボトルを保存容器に使う手法はコスト、丈夫さ、取り扱いの楽さ(同じ大きさで収納もしやすく、スタックもできる)優秀である。

www.youtube.com

私が動画にした2つのお米の備蓄スタイル……私がいろいろな手法や合理性、コスト面を全部検討して得た「解」である。

分からない人、思考できない人は、すなおに私のまねをしたら「王道」を行けるだろう。

だから「私の信者」になればいいのだ。ははは。