私に移住コンサルティングを頼む方、依頼しようと思っている方は事前にこの動画を必ず見て「最低限の絞り込み」を自分で行ってください。
それから、以下のポイントを自分で「できるのか?」確認してから、移住地を探してください。できない人は、危険な都会で「食料備蓄」「防災準備」「避難・生き残り訓練」だけひたすらしておいたほうがいいと思います。
1.地元民とコミュニケーションがとれるか(すごく大事です)
都会の人、人と接したくない引きこもり系の人は「思い込み」「勘違い」をしていることが多いです。田舎、古来から安全な地区ほど住民の意識、絆が高いので、移住する場合は地元のコミュニティに「あいさつ」「顔出し」「手伝い」をするのは「当たり前」です。
特に「町内会」「自治会」に入るのは鉄則です。ゴミ捨て場の利用、管理。自宅を購入して敷地の周囲に「水路(20㎝幅の小さいものも)」がある場合は、地域の農業用水や水利組合の管轄なので、そこへの利用料も払うことがほとんどです。
地域と断絶していようとするのは「破滅行為」だと思ってください。
「自分はカネだけあるから、田舎の人間とはつきあわないで孤立して暮らす」は一番トラブルが多く「排除」「追い出される」ことになります。
無理して田舎に移住して、嫌な思い、うちこんだお金がパーになるだけなので、この点で自分にその意識や「努力」ができないようだったら、その地には移住しないほうがいいです。
もし、現地民と関わらず生きたければ「不動産会社の用意した別荘地」「マンション」などに入るのがいいとなりますが、これらの物件が建つ場所は「悪い土地」「悪い地区」なのです。いい場所、いい地区は「昔からの住民が大事に住んで手放さない」からです。「いらない土地だから」「使えない悪い土地だから」「よそ者に売ってやるよ」その程度だと思ってください。
人と接せず、孤立して生きるのはS神託では「住んではいけないパターン」の一つになっています。なぜなら「ジャンキーに襲われる」からです。略奪のいいカモにされます。S神託では「地元の絆があり、住民同士が団結して街を守っている地区」がベストになっています。「大草原の小さな家」はセキュリティ上、超危険なのです。
地元の住民と仲良くし「こんにちは」「お手伝いしましょうか」と言い合える関係を築ければ、セキュリティ上も、日々の生活も充実すると思います。
あなたの「メンタル」「コミュニケーション力」すごく試されます。
2.田舎に移住して収入や貯蓄がちゃんとあるか?
これも、すごく大事です。もし、あなたが中高年で移住するなら田舎にはあなたが満足する職場は「ない」です。
田舎では、公務員、JA、郵便局、NTT(もうないけど)みたいな地域公共機関への就職がベストで、しかもそのポストは地元民、集落の一族で地縁・血縁のコネで牛耳っています。
だから、よそ者が入り込む隙間はほとんどないです。
いっぽうで、一般企業、メーカーみたいなレベルでの直接雇用はほとんどないと思ってください。あるのは、労働条件が劣悪な「ブラック企業」「いい加減な中小企業」しかないです。
それでも、歯を食いしばって働く意思があるならやれます。東京で気ままに働くより根性がいります。
ですが、地元で就職情報をあされば、すぐわかりますが「35歳まで」という表記の企業が多いです。いいところほど、年齢制限がちゃんとしてあります。中高年が働きたくてもロクな仕事がないと思ってください。
農業をするのも、簡単にいいますが「言うのは簡単、やって続けるのは超難しい」と思ってください。過酷で、都会でいい思いしていた人は数日で逃げ出す羽目になると思います。ただ、自然の中でマイペースで一人で黙々仕事したい人は農業は逆にできると思います。自分次第です。
なので、働くことを期待して田舎に行くのは「完全な間違い」です。東京や大阪から田舎に移住して「東京時代の年収の半額以下になった」は当たり前だと思います。
基本的に「よい田舎」ほど、仕事はなく「自営」「フリーランス」「ノマドワーク」「IT系で完全に遠隔ワーキングが可能」「FXや株式投資でネットトレーディングで稼げる」「通販で稼げる」みたいな条件を自分で持てる人しか「田舎で収入を得て生きていく」ことはできないと思ってください。
貯金で食おうと思っている人は、100均と自炊を中心とするぐらいの生活の質素さで暮らしてください。豪勢に暮らしたら数年で枯渇して生活保護行きになります。
目安としては、まともな上場企業・公務員で勤め上げた人が退職金3000万円もらえたとして(今ではいいほうでしょうけど)。その方が今まで通りの都会での暮らし方をしたらだいたい5年でゼロになることがわかっています。貯金はすぐなくなります。
3.田舎では賃貸はほとんど無理。中古か新築住宅を買うはめになる
田舎は東京や大阪のような大都市圏と違って「不動産屋があまりにも貧弱」です。田舎の人はそもそも他人に安易に家を貸したがりません。
安い建築も貧弱なアパートは「儲ける」ためやってますが、そこに入居するのも「保証人複数」が要求されたり、東京では当たり前の「保証人なし」がすごく少ないでしょう。
さらに「ペット飼える」物件も少ないです。
そして、一番ヤバい本質が「賃貸に住むと隣人がヤバい」可能性も高いということです。
これに気づかず「不動産情報で大丈夫だろう」と現地に入る人は、とんでもない目にあいます。
ペットを飼う人は、賃貸は探してもいい物件もほとんどないし、結果的に「中古住宅」「新築」で逃げるしかないことがほとんどです。
物件を買う資金がない、ローンが組めないと無理だということです。
その点、資金がない場合は、安い賃貸でがまんするか、公営住宅に入る方がマシですが、資金が尽きない前に自分の次の収入を確保することです。
4.田舎は医療が無いに等しい。医療フォローが必要な人はきびしい
相談者で断念する人が多いのが「東京の大学病院で通院している重要な病気があるので」という方です。
東京と違って、ほとんどの県、田舎は医療体制は貧弱です。
総合病院があっても、名前だけで、頼りなく使い物にならないこともほとんどです。
東京や大阪で鍛えた名医が田舎にひっこんで個人クリニックしている場合もありますが、高度医療の対応は基本、県の基幹病院(大学病院)になります。
そこまで行くことになるだけです。車で50㎞、100㎞かかるはめになることもあるのです。電車やバスはないと思ってください。それが田舎です。自家用車がすべてです。
相方や同居家族が「クルマをちゃんと運転できるか」すごく大事になります。自分も運転できないと相方や家族を病院に送迎できないです。
車の運転スキルはすごく大事になります。「自分は運転できるが、妻はできない」という夫婦の場合は致命的です。移住しても動けなくなる。
こういう落とし穴を十分確認してから検討してください。
「東京で介護状態」「その先生がいいのでずっと通っているクリニックがある」という人は、移住先で同等の医療サービスが受けられるかも検討しないと、簡単に移住できないです。そのポイントで脱落する人が意外と多いです。
なので、東京であらかじめ重病を完治し、ケアも検診も田舎でも十分なレベルにするか、必要ない意識で田舎に行かないととんでもないことになります。
というのは、独り者が移住する場合「自分で病院まで車で運転」できないと死にます。
タクシーで行く……田舎ではすぐ「1万、2万」ぶっとびます。片道でです。
そういう費用がだいじょうぶな貯蓄、収入があるならいいですけど。
くれぐれも「保険」はフォロー十分に入っておいてください。
なので、中高年、老人世帯の移住は意外とハードルが高いのでお気を付けください。
「死んだらそれまで」ぐらいの覚悟で移住するなら……大丈夫だと思います。
とても大事なことを話しておきました。心して移住を計画・取り組まれてください。
私がやっているサバイバル移住コンサルティングでは、安全地区の選び方、物件の選び方、物件の見極め方、業者や地元への対応の方法など「見えないノウハウ」を指南しています。有料ですが価値を感じる方はご利用ください。問い合わせ先は内海新聞 (fc2.net)の中に書いてあります。