サバイバル、自家発電……世間では高い値段の「家庭用の蓄電池」が売られていると思う。家に据え置きの大きいものだと軽く50万~100万円する。
でも、素人なのでみなさん、しょせん充電池だということをわかっておらず「安易に使いまくる」と思う。その結果「数百万円が短時間でパー」になることを覚えておいてほしい。
読者から以下のような報告があった。失敗例だ。
「先生地震情報ありがとうございます。しかし、我が家の某蓄電池の急速充電が壊れまして給電はなんとか大丈夫なんですが困りました(*T^T)2回ほどいろいろ故障してましたので、その度○万円払ってまして今回も微妙な金額を請求されてます。買い換えろと言うことですかね😅電化製品は上手いこと壊れるようになってるのですね。で、いきなり故障したのが19日以降20日です。今は普通充電を設置してましたのでよかったのですが、、
なんとなく先生のプログ拝見して納得しました」
■私の回答
世間で売られている高い値段のポータブル電源や家庭用蓄電池は、リチウムイオン電池を使っていると思います。リチウムイオン電池は自動車用鉛バッテリーより軽いし性能もいいけど、充電は実はしづらい。
BMSによるコンピューター制御でないと充電できないので一般人には手が出せない。メーカーに頼るだけになる。さらに急速充電をしろうとは多用しがちになる。便利だから。※BMS(Battery Management System:複数の束ねたバッテリーをコンピューター制御で最適に充電管理する回路)
さらに、リチウムイオン電池は高温に弱い。急速充電でいっせいに大量の電気を送り込むと電池が壊れていくんです。なので急速充電は使用しないのがリチウムイオン電池を長生きさせるコツです。電気自動車も一緒なんです。
あと、こうしたポータブル電源のUSBコネクタなどにせよ、自分ではいじれないようにメーカーが作りこんでいるので、いざ交換する場合はメーカー頼りになる。
だから私がソーラーバッテリーシステムで見せているのは「自動車用バッテリーとソーラー」というシンプルで安くて一般人でもメンテナンスができる方法なのです。わかって、さんざん検討したうえでやっているのです。
私のシステムでは、自動車用12Vシガーソケットも付け放題だし、USBもいくつでもつけられます。自分で好きな組み方をして直すこともできます。
つまり、私のやっていることをまねするのが……一番安くて早道だということでした。ご愁傷さまです。